110mhの指導のコツは「観点の細分化」

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専門的な指導者が頭の中でやっていること

私はハードル走に関して、それなりの専門的な知識・実績・経験を持ち、指導を行ってきました。

そこで、専門的な指導者が実際に頭の中で考えていることを、できるだけ解像度高く説明したいと思います。

結論から言うと、やっていることはそれほど難しくありません。

動きを細分化して、ポイントとなる箇所を順番に見ているだけです。

これだけです。

なぜ「細分化」が重要なのか

どんな課題も、大きな粒度のまま捉えていると、解決策がフワーッとして適切な改善策を出すことができません。

たとえば「ハードリングが上手くいかない」という状態のまま向き合っても、何から直せばいいかが見えてきません。

しかし、動きを細分化して、ポイントごとに指摘すれば選手も理解しやすくなりますし、指導も具体的になります。

私が見ているポイント

具体的に私が選手を見るとき、以下の様に分けて順番に確認しています。

① アプローチ:加速の質

  • 疾走速度:十分なスピードに乗れているか。
  • 距離感:ハードルに対して詰まっていないか。

② 踏切り

  • 減速の有無:踏切りで極端にスピードが死んでいないか。
  • 思い切りの良い踏切ができているか:低く越えようとし過ぎて、腰が落ちていないか。
  • 腕の使い方:余計な「振りかぶり」で上に浮いていないか。

③ 着地から次の一歩へ:スプリントへの接続

  • 復帰の速さ:着地した瞬間、すぐに次の疾走に移れる形ができているか。
  • インターバルの意識:インターバルランを全力で行えているか
  • 地力の確認:そもそもハードル間を走り切るための「基礎走力」が伴っているか。

まとめ

「観点の細分化」は、ハードル指導に限らず、あらゆる技術指導に通じる普遍的なアプローチです。

プロの眼とは、特別な才能ではなく、動きを細かく見る習慣と訓練の積み重ねによって誰でも磨けるものです。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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