takashi について

ベストタイムは14秒06。目標は13秒台を出し、日本選手権で勝負する。中学生、高校生に役立つことを書けたらと思います。練習に関して質問等ありましたらコメントをよろしくお願いします。また、意見やアドバイスをいただけると嬉しいです。

アスリート タンパク質 摂取量

アスリート(運動をしている中高生)にとって、身体作りはパフォーマンス向上に最も影響を与える項目だ。その際、栄養(タンパク質)の摂取は不足なく行わなければならない。栄養の知識や情報は様々なものが溢れていて何を大切にしてよいかわからなくなることも多い。最低限ではあるがマストな知識だけをピックアップしてまとめてみたので参考にして欲しい。

アスリートがタンパク質を摂る理由

  • たんぱく質は筋肉の主要な成分で、筋肉合成の材料となるからである。

1日の摂取量の目安はどれくらいか

  • アスリート(日常的に激しい運動をしている人)は、体重1kgあたり2gが推奨されている。(2g以上の摂取は、過剰摂取とされている)
    例えば、体重50kgの人は1日100gのタンパク質摂取が推奨されている。

摂取時のポイントはあるか

  • 一般的には、3食でバランスよく均等に摂ること。
  • 糖質と一緒に摂る方が吸収がいい。
  • タンパク質摂取時に、脂質の取り過ぎに気をつける。

タンパク質を多く含む食品

  • お肉100g(20〜25g)
  • 魚100g(20〜25g)
  • 卵1つ(6g)
  • 納豆1パック(7g)
  • 牛乳一杯、200ml(7g)

タンパク質摂取に市販の飲むプロテインを摂ることは効果的だ。また、タンパク質摂取でお肉ばかり食べていれば脂質も多く取りすぎるので魚や大豆製品もバランスよく取り入れていくべきだろう。

110mh ハードル走 腕を上げる動作

今回はハードル走の踏切時にリードアームを上方向へ引き上げる動作について、自身の意見を書こうと思う。

結論から言うとなるべくその動作はやらない方がいいと考えている。
理由としては、踏切時の推進力が前方ではなく上方向へ向いてしまう可能性が高くなるからだ。推進力が上方向へ向くと言うことは、浮いたハードリングになるということである。(浮いたハードリングとは、頂点の高い放物線を描いてしまうイメージだ)
浮いたハードリンングの弊害は3点ある。

  1. 対空時間がわずかに長くなってしまい、ハードルから遠い位置に着地してしまう。そのためインターバル区間が狭くなり思い切りのよいインターバルランができなくなる(窮屈になる)。
  2. 上記と同じくインターバル区間が狭くなり、次のハードルに対して近くなり過ぎて、踏切でハードルにぶつけやすくなってしまう。(ぶつけてしまう可能性があがるため、また上方向へ踏み切ってしまう)
  3. 踏切時に、腰の水平移動が生まれずハードリングで差をつけられてしまう。

ポイントとしては、腕はなるべく上方向へ引き上げずに前方へ出す。重心を腕で引き上げるのではなく、リード足を大きく前方へ開いてハードルへ入っていく感じだ。(文字だけだと説明が難しい)

ただ、リード足を大きく前方へ開くための柔軟性やお尻周りの筋力が高まっていない人はそもそもその動きをできない可能性がある。なので、まずはどのような動きが適切かを知ること。そして、それを意識して練習すること。そしてそれを実現するための筋力向上を行なっていくことが必要だと思う。

プログラミングを通して学んだこと

1.徹底的にパクる

どの世界でも共通だと思うが、プログラミングの世界ではこの精神が大切とされている。先人や既に多くの人の目が入りレビューされたコードをパクって書くことだ。わざわざ自分のオリジナルで書く必要のない箇所はパクる。それにより、コードの質は担保されるしバグも少なくなる。

2. 競合調査をする

これもどの世界でも共通だと思うが、新しいサービスやアイディアを形にする時は徹底的に競合調査を行うこと。徹底的にパクると似ているが、既存のサービスは既にユーザーや世の中に受け入れられている。一旦、競合を参考にして大枠を作り差別化を図っていく方が、的外れな機能やサービスになりずらい。

3. 学んだことを振り返りやすくする

一つのwebサービスを開発する際に、必要となる技術や知識が多すぎて覚えておくことは極めて難しい。フロントエンドの知識、バックエンドの知識、データベースの知識、インフラの知識などだ。覚えるのではなく思い出せるように記録を取っておく。とにかく、自分は忘れると思って、丁寧に写真付きで記録する。そしれそれを引き出せるように、タイトルなどを工夫して記録する。

4. 情報を整理すること

プログラミングをやっていると、データや機能が重複していないかなど考えることがよくある。この機能はここと重複していないかなど、情報をグルーピングする力が育まれる。

陸上競技 指導の方法

自身は、中学生からハードル走を始めたのだが、専門的な指導を受けたのは、大学の3年からでほとんどの時間は自分の感覚を頼りに練習を続けていた。指導者がいない場合、大切なことは、実践の中で感じる自分自身の感覚だ。

中高生の時、教えて欲しいと思うことは何度もあった。だが、自分の感覚で練習できたことも良かったと今は思う。

ハードル走の練習方法に科学的な根拠に基づいた答えはない。もし、自身の指導者が実績のある選手でハードルドリルを重視している人であったら、きっとハードルドリルをたくさんしていたと思う。

自分は、あまり人の意見を取り入れる度量がない。それは課題だが、その代わり自分を信じて努力ができる時がある。それがハマったのが陸上競技だったのだと思う。

世の中の大半のことは、科学的な根拠によるものではない。特にスポーツは。時として、自分の感覚を信じて突き進むことが正解の時もあるかもしれない。

影響力のある人物は、やっている人の感覚を鈍らさせることがあると思う。このドリル微妙だなと感じても、その指導者が実績ある人であったらそれをやってしまうだろう。だから指導する側は、しっかりとそれにどんな効果があって、どうしてそれをすべきかの意味や目的を理解して説明してから、やらせなければならないと思う。

そうでなければ、本人の感覚を邪魔することになるのではと。そのようなことを考えた。

110mh 100mh ハードル走における走力の重要性

この動画は現在の110mh、日本記録保持者である泉谷駿介くんの高校生の時のレースである。追い風+2.2 で14秒35。

これを見ると、いかに走る力がタイムに影響しているかがわかる。当時の泉谷くんのハードリングの技術は高くない。けれどタイムは、インターハイの決勝に残れるほどだ。

最近は、何度もこのブログで言っていることだが、やはり走力の向上が大事なことである。ハードリングは後からついてくるので、最重要強化課題は走力だと思って練習してほしい。

110mh 100mh ハードル走 腰が落ちることについて

ハードル走をやっていると、腰が落ちるんです。という相談をよく受ける。この腰が落ちるという現象は直そうとして直るものではないと思っておいた方がいい。

さらに、この腰が落ちるという現象だが、トップ選手以外はほぼ落ちると思っておいていいと思う。誰もが、微妙に落ちるし、腰は乗り切れていない。

とは言え、自分も高校生の時は、ずっと腰が落ちていると思って悩んでいた。だが、この時比較していたのは劉翔。こういうのをイメージしていた。高校生の自分がこのような動きを目指したところで筋力がないので、実現はできないのだ。

ちなみに、以下の写真は、大学4年の時の自分だ。一応、日本選手権に出場できるレベルではあったが、腰は落ちている。

これは直そうと意識しても簡単に直るものではないので、あまり気にしすぎない方がいいと伝えたい。大抵の場合、走力や筋力が高まるにつれて、腰の落ちは改善に向かっていく。技術は、単体で存在しているわけではなく、筋力や走力が高まることで習得できるものが多い。単に、一部分だけ(腰が落ちている部分)を切り取って直そうと思っても、ほぼ直すことはできない。理想の動きの習得には、段階を踏まなければならない。そのように考えておいた方がいい。

繰り返し何度も言うが、大事なことは走力の向上だ。ハードル走は、ついつい、形に目がいってしまう。しかし、形(技術)よりも走力や筋力の向上に目を向けた方が伸びしろが多いので、そこに目を向けて練習を頑張ってほしい。

110mh 100mh ハードル走のハードルドリルについて

ハードルドリルについて、自身の考えを書いておこうと思う。まずはじめに私は、あまりハードルドリルに時間を費やしてきた選手ではないということ。また、高校の全国強化合宿や大学で専門の先生に指導してもらい、一通り教えてもらってはいるが、決してドリルに関して、深い知見があるわけではないということを踏まえてもらいたい。

私は、このブログにも頻繁に書いているが、初心者の人やまだハードルに対する慣れが十分ではない人にはハードルドリルを行うことを勧めてはいない。その理由は、自身の中学、高校時代の経験の中で、ハードルドリルをやってタイムが向上した実感がなかったからだ。

自身の経験や感覚では、初心者ほどハードルをどんどん跳んだ方が成長が早いと考えている。なので、私は高さを下げたり幅を狭めたりしてハードルを跳ぶ練習を勧めている。

そのような考えをもってはいるものの、これはやってよかったと思えるドリルがある。

それは、一歩ハードルだ。

上記の動画で紹介されている。

これは、自身の経験では踏み切る練習、着地の姿勢を作る練習になると実感している。また、ジャンプトレーニングとして、バリスティックトレーニング(爆発的なパワー発揮)にもなる。

ここで思うことは、実践の動きを頂点とし、歩きながらのドリルを一番下とするならば、頂点よりの動きのドリルを優先的に行う方がよいのではと考えている。ドリルをすることを勧めてはいないが、するならより実践に近い動きを優先して行い、習得していく方が、初心者は成長が早いのではと考えている。

陸上競技に限らず、どんな分野でも基礎の徹底は重要だと言われる。だが、限られた時間の中で成果を出すには必ずしも、ドリルに時間を費やすことがよいとは言えない気がしている。

この記事を書いたのは、安易にドリルをすればハードリング技術が身につくと考えて、それに時間を費やしすぎないようにして欲しいからだ。最終的には、実践してみて、自身の感覚を信じてドリルをたくさんするか、必要だと思うものだけをするか、あまりしないかを判断して欲しい。

110mh 100mh ハードル走における走力の重要性

これは、自分が大学4年生の時の日本インカレ決勝のレース。この時のレースを110mhの元日本記録保持者の谷川さんに見てもらった時の話し。

一緒に写っているのが谷川さん。

ここ最近は、ハードル走を教える際にとにかく走力の重要性を説いている。だが、ハードル走で課題を感じている中高生のほとんどは、ハードリングの技術面に目がいっていることが多い。かく言う自分も、ずっとハードリングに課題があると思っていた。この写真に写っている時に、谷川さんからもらったアドバイスは一言だけ。『足が遅い』だった。

その時の自分は、それを素直に受け入れることができなかった。そんなはずはない。それ以外の技術面の課題があるはずだ。技術面のアドバイスをどうしてしてくれないんだ。と思った。

だが、今振り返ると、『足が遅い』。それが全てだと思える。足が遅くてハードル走で戦えるわけがない。この走力でハードリングの技術面にフォーカスして練習してもタイム短縮はたかがしれている。大幅にタイムを伸ばすには、走力の向上に力を注ぐべきだと。谷川さんは考えていたのだと思う。

もう一度、ハードル走ができるならまず1番に走力の向上に力を入れて練習したい。

為末さん ハードル走のポイントについて考えた。

以下の動画を再生して聞いてください。1分くらいです。

自身もそうだが、ハードラーはハードル走の本質に気づかず、ついつい形ばかりを追ってしまう。しかも、本質に気づくということ自体が容易ではない。何のために、ハードリングをするのか。そこに、障害物があるから仕方なくスプリントの形を崩してハードリングをする。だから、究極のハードリングとはスプリントの形から可能な限り逸脱しない動きだ。動きはスプリントの延長線上。ハードリングのためのハードリングをしていないか。それを思考の中心に置いて練習をしなければならない。

2023年 2月25日(土)ハードル指導の感想

今日は、これまで見ていた中学2年生の子の指導を久しぶりに行った。指導をしたと言っても、何かを特別教えたわけではない。動きを見て、確認した程度だ。

久しぶりに、ハードルの動きを見たが、驚いた。これまでよりも動きが洗練されていた。ハードルに入ってく角度がより、鋭利になっていた。また、走りからハードルの切り替えもなめらかだった。

その動きは、ハードラーとして一つ上のステージに上がったと実感した。もう、ハードリングの動きはおそらく中学生の中ではトップレベルだと確信できるほどだ。あとは、走力の向上。これが達成されれば全国大会で3番以内も十分狙える。

本人が抱える課題としては、アプローチで詰まってしまう点だ。しかし、アプローチが詰まるということは、それだけ走力が高まっているということとも言える。アプローチの詰まりは、ハードラーとしての宿命だ。何度も、何度も試行錯誤して乗り越えるしかない。

今日は、人の成長に驚かされ感動した。🏃‍♂️