陸上競技とスキャモンの発育曲線

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スキャモンの発育曲線

スキャモンの発育曲線は、人間の発育の特徴を理解する上で非常に有用であり、特に子どもの成長や発達に関する研究、教育、スポーツトレーニングなどで参考にされています。

本記事では神経型と一般型に着目します。

神経型

神経型
脳や脊髄、視覚などの神経系や感覚器系のことです。
神経型が100%に達するまでの時期は、脳の発達する時期に合わせてスキルを伴う巧みな動作練習を行うのに適しているとされています。
年齢で言うと12歳くらいまでの間です。この時期をゴールデンエイジと呼ぶこともあります。
この時期にできる限り多様な運動を経験し、できるだけ多くのシナプスの伝達効率を良くしておくことが、成人になってからの運動の上手下手を大きく左右すると考えられています。

一般型

一般型:
骨格や筋肉、内臓の成長を表しています。こちらは18歳頃まで成長します。

陸上競技の競技特性

陸上競技は、走る跳ぶなど動きが単調で直感的なものがほとんどです。
陸上競技は、特別な巧みな動きなどのスキルよりも身体の大きさや筋力の強さの方が重要だと考えています。

以前、大学から短距離走を始めて学生チャンピオンになった選手もいたくらいです。

いつから始めても活躍できる

中学生から始めても、高校生から始めても、大学生から始めても自身の適正にあった種目を選び、トレーニングを積み重ねれば結果が出せるのが陸上競技です。

逆に言うなら、小学生の時からたくさん走っているからといって大きなアドバンテージを得にくいのも陸上競技だと考えています。
小学生の時から陸上競技を行う場合はスキャモンの発育曲線を意識して多くの種目に挑戦することが良いと思います。ハードル走、走幅跳、走高跳などです。
また、小学生の時に結果が出なくても中学生、高校生で身体作りをしっかり行えば結果が出せるのが陸上競技です。

陸上クラブについて

小学生、中学生の陸上クラブの創設を検討しています。参加の希望があればお知らせください

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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