ハードル走 低く跳ぼうとすること

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安易に形を追いかけない

ハードリングの技術にハードルを低く越えること。というものがある。
確かに、低くすれすれに越える方がタイムロスは少なくなる。
しかし、私の経験から言うと、低く越えようと意識して動くことは勧めない

低く越えようとすることの弊害

意識して低く越えようとすると、踏み切る時に身体を小さく丸めてしまいがちだ。
それによって以下のよくないことが起きると考えている。

  1. 骨盤が後傾して、踏切時に腰が落ちてしまう
  2. 動きが小さくなり、踏切動作の時に足の開きも小さくなる
  3. 目線が下がってしまう

これにより、踏切の勢いが弱くなりスピードが落ちてしまうこと。
また、踏切の際に足が大きく開かないことにより、抜き足の戻りが悪くなり、着地の姿勢が崩れてしまうこと。
が考えられる。

とにかく前へ前への意識をもつ

よって私は低く越えようと意識するのではなく、前へ向かっていく意識を大切にしている。
現役の時は、力のベクトルを前方向へ向けることを意識していた。
指導する時も踏み切る時は「前っ!」と声かけをしている。

前方向への意識は、大きく足を開きダイナミックな踏切へとつながりやすく、抜き足の戻りも自然で着地が安定する。また。踏切時に腰が落ちることも少なくなる。

結果、低くなる

よって、ハードルを踏み切る時は低くではなく前へという意識をお勧めする。
すると、結果的に低くすれすれのハードリングになっていく。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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