陸上競技と馬跳び

今日、仕事で小学生のスポーツ大会を見た。行われた種目は、

・ドッヂボール投げ(1チーム8人くらい。8~9mの距離を取り、1対1のパスを2分間で何回出来るかを競う。チーム内でローテーション)
・馬跳び(1チーム5人。縦に並び連続で馬跳びを行う。20m先のゴールタイムを競う。20mの中で列が2ループすれば残りは走っても良い。)
・縄跳び(1チーム20人くらい。全員でせーので跳ぶものではなく、一人ずつ跳んで出るを繰り返し3分間で何回跳べるかを競う)

今日行われた大会は、この種目の県内no.1の小学校チームを決めようというもの。

競技中はこんな単純な競技がめちゃくちゃ盛り上がった。ものすごく練習したんだろうなというのは直ぐにわかった。一番驚いたことは、どの競技においても最速のタイムが出せる工夫や最高の回数を出せる工夫をきちんと考えて練習し試合に臨んでいたこと。例えばドッヂボール投げではノーバウンドのパスで回数を重ずに、相手の前でワンバウンドさせることでキャッチから投げの時間を短縮していた。馬跳びでは、絶妙な高さと間隔を身体に覚え込ませて連続跳びをしていた等。

3種目を見ながら、もっとこうした方が速く行けるでしょとか、こうした方が効率的だろうなとか考えながら見ていたら楽しくなってきた。そしたらふっと、この感じは陸上競技と同じだなと思った。一見単純な作業なんだけど、そこには工夫の余地がいっぱいあって合理性とか効率を考え発見し、それを身体に覚え込ませて体現する。単純なんだけど、考えると見つかる絶妙な感じが熱中させる。ゲームプログラマーの友達も面白すぎるゲームより単純なゲームの方が飽きずに続けてもらえると言っていた。例えばマリオとか。改めて、陸上競技の魅力に気付いた。

球技経験者からしたら陸上競技って何が面白いの?って言われるけどこの単純作業を突き詰めるのが魅力なんだろうな。だからマリオみたいなものですよと言おう。陸上競技の面白さを言葉で表現するのが難しくて、こんな風に考えたこともあった。例えば、野球やサッカー、バスケットは料理で言うとステーキやハンバーグです。見た目も美味しそうだし華もあるし、みんな大好き。じゃあ陸上競技はと言うと米?華やかな色も、うま味もあんまりないけれど突き詰めるとその美味しさに気づく的な感じ。そう考えたけれど、自分の中でも今一つしっくり来ないから今はマリオと言っておく。12839895590001

何か、伝わりやすい表現があれば教えて下さい。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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