110mh 100mh ハードル走 腰が落ちることについて

ハードル走をやっていると、腰が落ちるんです。という相談をよく受ける。この腰が落ちるという現象は直そうとして直るものではないと思っておいた方がいい。

さらに、この腰が落ちるという現象だが、トップ選手以外はほぼ落ちると思っておいていいと思う。誰もが、微妙に落ちるし、腰は乗り切れていない。

とは言え、自分も高校生の時は、ずっと腰が落ちていると思って悩んでいた。だが、この時比較していたのは劉翔。こういうのをイメージしていた。高校生の自分がこのような動きを目指したところで筋力がないので、実現はできないのだ。

ちなみに、以下の写真は、大学4年の時の自分だ。一応、日本選手権に出場できるレベルではあったが、腰は落ちている。

これは直そうと意識しても簡単に直るものではないので、あまり気にしすぎない方がいいと伝えたい。大抵の場合、走力や筋力が高まるにつれて、腰の落ちは改善に向かっていく。技術は、単体で存在しているわけではなく、筋力や走力が高まることで習得できるものが多い。単に、一部分だけ(腰が落ちている部分)を切り取って直そうと思っても、ほぼ直すことはできない。理想の動きの習得には、段階を踏まなければならない。そのように考えておいた方がいい。

繰り返し何度も言うが、大事なことは走力の向上だ。ハードル走は、ついつい、形に目がいってしまう。しかし、形(技術)よりも走力や筋力の向上に目を向けた方が伸びしろが多いので、そこに目を向けて練習を頑張ってほしい。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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