体幹トレーニングを考える

内転筋を怪我して何故痛くなったのか、走りのフォームやトレーニング内容などを振り返り考え続け、今なんとなくわかりかけている。

新宿にある治療院に通い、原因を探っていると臀部の筋肉が上手く働いていないことを指摘された。確かに臀部、特に中臀筋を意識して身体を支えると内転筋への負担が減り痛みは和らぐ。今は身体を支える時、中臀筋を上手く働かせることが解決策だと納得している。どうして中臀筋を上手く使えていないのか、その原因の一つが腹筋に力を入れることが出来ていないことを考えた。意識して腹筋に力を入れると中臀筋に力がグッと入りより支えやすくなることを実感したからだ。腹筋と中臀筋を連動させ身体を支えられる様になることがこれからの課題だ。

と言っても、少し前までは上手く連動出来ていたはずだ。特に、学生の時は。出来なくなった原因は、自分が体幹トレーニングをしなくなってしまったからだと思う。大学を卒業して一人でトレーニングを始める様になって、地味で黙々とやる体幹トレーニングをさぼった。さぼったというより省いていた。腹筋や背筋はウエイトトレーニングや走りの中でも鍛えられる。それに、ずっと体幹トレーニングをしても、いまいちプラスになる気がしていなかった。体幹トレーニングは大事だ!とほとんどのスポーツ選手が言う。それは知っていたが、いまいち実感出来ていなかったか。だから省いてしまった。

しかし、今ようやく思う。体幹トレーニングは大事だと。一つは上半身のブレは足で支えるのではなく体幹で支えることが、足への負担を減らすことが考えられるから。もう一つは、体幹が多くの筋と連動し動きをより力強くさせると考えるからだ。体幹を鍛えても、いまいち足が速くなる気がしない。足を鍛えた方が速くなる実感は強い。けれど、絶対にやった方が良い。学生時代の勉強と似ていて、これが何の役に立つのだろう?と考えるけれど、とりあえずやっておいた方が良い。実感はなくても、役に立つし無駄ではない。

結局、近道なんてないんだなと考える。出来ることは全部やってどうかってことだ。まだ治る見通しは立たないけれど、解決策は見つかった。陸上競技が上手く行かないと全てが上手くいかないので出来るだけ早く復活出来る様に、取り組もう。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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