最近考えている、走ることについてまとめてみる。 少し前、武井壮さんがスポーツ上達のためには、身体を意図して動かすためのトレーニングが大切だと言った話が話題になっていた。ボディコントロールの大切さ。
それは、間違いなく大切なことだと思う。特に、球技は。しかし、走るという動きそのもにはそれほど影響を与えない様な気がする。 球技のサッカーやバスケットはそれに必要な動きを練習しないとプレーが出来ない。だから、未経験者よりも練習を積んだ方が間違いなく上手い。それは、意図的に身体を動かせるかどうかがプレーの上手さに影響を与えるからだ。球技だけでなく、剣道も柔道もほとんどのスポーツはそうだと思う。だから身体を意図的にイメージ通りに動かす能力は高い方が良い。 しかし、走る動作はそこまで影響がない気がする。何故なら走る動作は動物の本能的な動きだと思うからだ。どうしてそう思うかと言うと、陸上選手の中には走るのはものすごく速いのに、それ以外のスポーツが人並み以下の人が少なくないからだ。スポーツ、球技は得意ではないけれど、走るのだけは秀でている。そんな人を見ていると、走る動作って意図的に身体を動かす動作というより、本能による動作なのかなぁと考えた。 もちろん、速く走れる様になるために行うトレーニングを効果的にするためにはボディコントロールが高い方が良いし、走りの精度を上げるためにもそれは必要だ。ただ、最近思うことは走る動作は技術よりも身体の大きさ等のフィジカルの強さの方が大切だと思う。だから、自分はウエイトトレーニングと食事トレーニングに力を入れる。 今月の月刊陸上競技に、トップ選手に学ぶ一流の「トレーニングメソッド」のコーナーで110mh 大橋祐二(ミズノ)選手のトレーニングに対する考えが載っていた。そこで気になったのは、スプリント練習ではスピードの立ち上がりを速くすることを意識しているということ。つまり、一瞬で最高速度までスピードを引き上げられる様になることが110mhにおいては大切だという話だ。 これについては、大学の時のコーチもそう言っていたことを思い出した。だから順大の110mhのメニューの中に、重りを引くスレッド走を30m、チューブを使って後方から引っ張り走る牽引走と短いダッシュを組み合わせた、瞬発力を上げる、ゼロから一気にスピードを最高まで立ち上げるためのトレーニングがあった。 110mhはもちろん、スプリントとハードリングの一連の動作が大切だが、ハードルを越えてからの9.14mのダッシュを繰り返すものという風にも考えられる。だから、一気にスピードを上げられる、ブワァンってエンジンを吹かせられる力が求められると思う。今月の月陸は読める所が多かったのでおススメだ。
コメント
コメント一覧 (2件)
自分も球技に関しては二足歩行の底辺に位置していると思っています
陸上競技選手に球技が苦手な人が多いのはなぜなんでしょう、、、
陸上は動きのイメージをドリルや走りの中で”感覚を手探りで掴み取る”こと
””内が重要で
球技は固定された動きを反復し”その動き自体を正確に身体で覚える”こと
というような感じ、、なんでしょうか、、
でも球技のポイントも陸上競技には大切ですし、、球技はどうなんでしょう
不得意な自分には球技のなんたるかはわかりませんが陸上競技と球技の間の何かしらの違いは気になりますね、、、
コメントありがとうございます。
何となく想像ですが、陸上選手って微妙な力の調整が得意ではないのかと考えたりします。あと、急に止まる動きや横の動きも苦手な気がします。
何かしら要因はありそうですが、よくわかんないですね。