中学生・高校生のハードル練習(初心者の人に向けて)

今日、競技場で中学生のハードル練習を見ていたら、正規の幅、正規の高さで3歩走に挑戦していました。ほぼ、初心者だったので、1台目を越えられず止まるか、越えても2台目3台目は大股のジャンプで越える様な動きになっていました。 これでは、ハードル走の全体像を掴みにくく、ハードリングから疾走へ、疾走からハードリングへの移行感覚を感じることが出来ず上達に時間がかかるでしょう。 そこで、どうすれば良いか。

私は多くのレベルの高いハードル選手達の練習を見てきましたが、練習の段階で正規の幅、正規の高さで練習をしている人はほぼいません。ほとんどは、ジュニアハードルです。幅も足一足または二足分は縮めています。時には女子ハードルを10台並べて走ることもあります。試合になったら身体能力が覚醒されるので練習のときより高さへの恐怖はなくなります。余裕を持って3歩走が出来るようになるまでは幅も高さも変えて行っていく練習方法をとり、日々の走り練習で走力を上げ、向上されたらすこしづつ正規の幅、高さに戻していくやり方が良いでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

コメント

コメント一覧 (8件)

  • ハードルが3歩でいくのがやっとな選手は、逆に1足か2足インターバルの距離を伸ばしてハードル走を行わせると良いこともありますよ!バウンディングに近い形になりますが、しっかり地面に伝えるコツを掴むことが出来ます。
    その後に2足~3足インターバルを縮めてハードル走を行うと身体に刺激が入っているのでインターバルを走る感覚を覚える事が出来ると思います^^

    • コメントありがとう。それはつまり、あえて届きにくい距離を設定することで、強制的に地面に力を伝える感覚を養わせるということでいいの?それは、おれ達の様なレベルの選手には効果はないかな?

  • 逆足の飛び方がわからない
    ちなみに自分の逆足は
    左で踏み込みのです。

    • はじめまして。コメントありがとうございます。
      逆足の踏み切りは皆、難しく思っています。
      こればかりは先ずは慣れしかありません。跳んで跳んで慣れることです。
      技術はその後です。ジョグしながら、ハードルを適当に置いて適当に跳ぶだけでも練習になります。

  • 踏み切り足で踵からついてしまいブレーキがかかってしまいうまく越えられませんどうしたらスムーズに越えられますか?

    • 踏み切りで踵がつくことは絶対悪い訳ではないと考えますし多少は着くはずです。完全につま先だけとはいかないでしょう。ただ、踵に体重が乗りすぎると走り高跳びのように上方向に向かう力が働き上に浮いてしまうでしょう。
      力の方向はハードリングでは前です。
      今、踏み切りの練習で、つま先を意識して跳ぶよりも力の方向をイメージしてまえに跳ぶ、前に上体を運んであげることを考えることが良いかもしれません。また、腕、リードアームの出し方です。できる限り前方にグゥーっと出してみて下さい。とにかく前に前にとい感じです。あとは、ハードルに対して慣れがついてなく、恐怖から上に踏み切っていることです。
      一度、恐怖がない高さまで低くしてハードル練習して前方に踏み切る感覚を養うことも手だと考えます。

  • 8mの3歩ができません。1台目までのインターバルも10歩になってしまいます。どうしたらいいでしょうか。
    また、抜き足は膝を中心に動かすのがいいのでしょうか。

    • はじめまして。コメントありがとうございます。
      木村さんは、今、中学生ですか?ハードル走にとって大切な力は単純な走力です。走る力が高まっていないと1台目を8歩で走ったり、インターバルを3歩で走ることも難しいです。
      ちなみに100mのタイムは何秒ですか?
      あと、抜き足を膝から持ってくる意識は間違ってはいませんよ。

コメントする

CAPTCHA


目次