ハードル走の指導を振り返る(2023年)

2023年はこのブログを通して、数人の中高生にハードル走(110mh)を指導した。

指導の形態:

直接競技場で指導したり、動画を送ってもらってメールのやりとりで指導をしたりした。

指導の際に心がけていたこと:

・1番に走力の向上

・2番に着地の姿勢
 ・着地時にすぐに走り出せる姿勢になっているか。

・3番にアプローチ
 ・最大限、スピードを高めて1台目に向かっているか。
 ・踏切位置がハードルに近くなりすぎていないか。

・4番にインターバルラン
 ・着地したら全力で走る意識をもたせる

成果:

全中で上位入賞や地区大会、インターハイへ出場することができた。

指導の中で学んだこと:

技術面に関しては、あまり細かいことを指摘する必要がないことを改めて実感。上記で挙げた4点を繰り返し指導することが本質的な指導であると感じた。

メンタル面では、徹底的に良い所を見つけ褒めて伸ばすことで、自信をつけさせることが大切。また、やっていることが合っているのか合っていないのかが不安で練習している子が多いので、取り組みの方向性が合っていることを伝えて自信をもたせることが大切。

飛躍的な成長に必要なのは、走力の向上であることを確信。そのための、基礎体力作りや身体作りまで指導できると、より優れた指導者になれると感じた。

最後に:

2023年はこれまで続けてきたブログによる活動が花開いた年であった。たくさんのハードラーから相談があり嬉しい気持ちと役に立ちたいという思いで活動をすることができた。今後もこの活動は続けていきたい。

ハードル走はもちろんだが、どんな物事にも抑えるべき技能のセンターピンがあるのではと感じる年でもあった。抑えるべき技能を見極めてそこを徹底的に指導することで、ある程度までは成長していくことができると思う。今後は、そのような視点で何が技能のセンターピンなのかを考え、整理しながら様々な競技や物事を指導していきたい。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 動画をみて指導して頂きありがとうございました! 高校でもやるかどうか迷っていましたが「自分がどこまで速くなれるかやってみたい」と高校でもハードルを続ける事を決めたようで、この間ハイハードルの練習に行ってきました!上位入賞できた事で少し自信がついたようです。まずは受験を頑張ってもらいますが、高校でも相談にのって頂けたら…と思います。苦手なジャンプ練習頑張らせます(笑)

    • お久しぶりです。
      高校でも続けようと考えているのですね!

      まずは、高校受験だと思いますので勉強頑張ってください!
      もちろんです。高校で続ける際はまた、気軽に質問してください!
      受験勉強、応援しています!

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