エネルギー的体力

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2つの体力

体力には、エネルギー的体力サイバネティックス的体力の2つがあります。

エネルギー的体力・・・筋力、持久力、パワーのことです。
サイバネティックス的体力・・・調整力、柔軟性のことです。(巧みさや器用さとも言えます)

エネルギー的体力の差を埋める

これまでに、陸上競技に取り組んでいた時間と教員経験の中で数多のアスリートや生徒を見てきました。

運動ができると言われる側の人たちに共通するポイントは、エネルギー的体力が優れていることがほとんどで、
逆に運動が苦手と感じている側の人はエネルギー的体力が低いことがほとんどです。

このエネルギー的体力が低い状態でその種目の技術練習を繰り返し行ってもなかなか実になりません
なぜなら、技能獲得のためには一定の筋力やパワーを必要とすることがほとんどだからです。

筋力がない、ジャンプ力がない、ダッシュする力がない状態では各種目で必要とされる技能は身につきづらいです。

逆に、初めにそして継続的にエネルギー的体力を高めることの大切さを認識し、その方法を学び、実践して高めることができれば飛躍的にパフォーマンスを向上させることができると考えています。

向上させるべきエネルギー的体力

筋力

筋トレを行います。中学生、高校生でこれまでに筋トレ経験がない人なら自重による筋トレでも十分筋力を向上させることは可能です。

持久力(長い距離を走る体力)

週に2回ほど、10分間走を行います。その10分は疲労困憊になるペースで走ることが必要です。

ダッシュ力(短距離走のスピード)

30m~50mのダッシュを6〜8本行います。瞬発力を鍛えることが目的の一つなので、1本1本真剣に行います。

跳躍力

ボックスジャンプや連続ジャンプを行います。


さいごに

これまでスポーツ指導に関わる中で多くのアスリートや生徒を見てきましたが、最も大切なエネルギー的体力の向上に時間を費やしている人は少ない印象です。もちろん全ての競技においてエネルギー的体力を高めればパフォーマンスが向上するわけではないですが、ほとんどの競技は向上します。それが、始めた段階の人であれば尚更です。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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