走りの中の力感

走りの中で感じる地面に接地の際の力感。これについて、J-Shiraさんの勉強会で学んだことと、自身の経験から書いてみることにする。

結論から言うと、走っている際の力感なんてものは勘違いで気にしなくていいはずだと思う。
残念ながら、断定はできない。だが、勉強したこととそれをもとに走ってみた経験からそう思う。

先ず、我々が走っている際の接地時に地面に力を与えている時間はおおよそ0.07秒くらいらしい。また、我々の足の筋は地面に着くほんの少し前から接地に向けて筋力発揮を始めているらしい。この2点のことを踏まえて先ず、0.07秒しか地面に力を与えていないわずかな時間を人間の意識レベルでどうにかしようとはできない。もう一つは、着いたと思って力発揮をしているときには既に、地面に力を与える局面は終わっていて意識して地面を押してもほとんど力のロスで意味がないと考えられる。
だから、意識して力感を感じるような地面への接地はたぶん、それがプラスには影響していなくて、むしろ力のロスを生み出しまた、足が無駄に後方に流れるなどのマイナスの動きを助長することになると考えられる。

自身の体験として、ここ最近の練習では片手にストップウォッチを持って走り、20mくらいまでの特に走りの中で力感を意識しやすい局面のタイムを何本も計測している。
力感を感じるパターンと、ほとんど地面を押さずに直ぐに地面から離し力感なくサーっと走った場合のタイムを比べても全くといっていいほど変わらない。変わらないなら、力感なく力を温存できる走りの方がいい。最初はそんなはずはないはずだと思うが何度も何度も同じようにウォッチを押すと確信に変わっていくと思う。力感っていらないんじゃないかと。

と言っても、まだまだ繰り返してみないとわからない。ぜひ、特に短い距離でウォッチを持って走り試してみてほしい。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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