シーズンに向けて

既に1月の中盤。この時期は、冬季練習の中でも最も強度の高い鍛錬期として捉えることが一般的だ。冬季練習の真っ只中だが、これくらいからシーズン中の動きを頭の中に入れながら取り組むことが大切だと思う。

全国高校総体の市予選、県予選は5月からだ。去年の時点で楽にラウンドを勝ち上がれる力を持つ人は余裕を持ってもいいが、県大会を抜けられるかどうか等、5月の段階で正念場を向かえる人はもう切り替えていくべきだと思う。

自身の経験から、高校時代は冬季が明けて3月からハードル練習をしたが、5月の段階では動きはバラバラでタイムは悪かった。動きがまとまって来たのは5月の終わりくらいだった。高校生くらいのキャリアだと直ぐには戻せないことが多い。そして、世の中4月、5月は何かと忙しい。調子が上がらず、力を出し切れずに勝ち上がれない人もいる。出来る限りそうならないためにハードル練やスタート練をこの時期から少しずつ取り入れていきたい。

自分も来年度、日本選手権に出場するためには5月の半ばまでに14秒15のB標準を突破しなくてはならない。それを考えると3月の中盤にはレースが出来る状態にしておく必要がある。そうなると、この時期から少しずつ切り替えなければならない。

特に、スピードを上げる練習、ハードルを跳ぶ練習、アプローチの練習(足を合わせる練習)はやっていきたい。去年の自分、今の自分の状態を客観的に捉えて見通しを持って早め早めの行動を取ることが大切だと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

コメント

コメント一覧 (18件)

  • 初めまして、いつも参考にさせていただいております。某私立大学の2年生です。自己ベストは15秒2です。
    私は今現在、スプリント力が非常に乏しく(100m12秒0)、今年14秒台を出すにはまずこの”走力”をどうにかしないと思い冬季練習開始から今までスプリント練習しか行っておりません。
    しかし、練習を行っていけばいくほど、ハードル走には100mや200mで求められるスプリント力は必要か?とも思えてきます。例を挙げれば、ハードルはスタートして直後に顔を上げなければいけませんが、100mでは体を起こすことで逆にブレーキになります。
    よって、ハードル選手にはハードル走に直結する練習法があるのではないかと思いました。
    管理人さんはいかにしてスプリント力をあげようと考えて練習を行っていますか?また今現在もどのような練習を行っていますか?

    • はじめまして。コメントありがとうございます。
      100mの走力とハードル走のタイムが必ずしも相関するとは限らない。と私も思います。時々、そんなに足が速くないのにハードル走では良いタイムで走る人がいるからです。また逆もいるからです。しかし正直のところ、よくわかりません。普通に走ると遅いのにハードルを挟むと速い人はわずかにいます。
      それでも、走力が高い人は得てしてハードル走も速いです。日本人が世界に通用しない一番の理由はこれだと思います。アレンジョンソンやトランメルは10秒0台で100mを走りますよね。
      自分は、ハードル走にだけ必要なスプリント練習があるとは思っていません。100m、200m選手と同じようなトレーニングで走力アップに取り組んでいます。
      今は、ウエイトトレーニングと走りを交互に行っています。走りは200m+100m、150m+100m、120m+100mの様な短かめの距離です。
      先ずは純粋な走力を上げること。それは間違いありません。大切なのは、それをハードル走に落とし込むことです。それが少し難しいことです。
      silverさんはどの様なスプリント練習をしていますか?
      また、純粋なスプリント能力の向上以外ではどういう点でハードル走のタイム短縮が可能だと考えますか?

  • こんにちは!
    横っちょからで申し訳ないのですが、スプリントについて、ハードルに活かす部分というのは固定ストライドのハイピッチだと思います。あたりまえといえばそうですが
    ここはスプリントとインターバルランに共通する部分であります。
    ピッチを上げればストライドが狭まり、ストライドを広げればピッチが落ち、、、
    ストライドを広げるというよりは大きく走るという感じですね
    ハードルは固定ストライドなので、反発を推進力に変えて固定ストライドを維持しつつピッチを上げていく、ということになると思います。
    インターバルランのみに焦点を当てると、固定ストライドで100m(110m?)を速く走りくる力が求められると思います。すごく単純ですが笑

    そこで質問なのですが、例えばここでハードラーが「100mはストライドを広げて走ろう」と言った場合、自分の考えからすればこれはハードルとの関連性はなくなってしまいます。
    そして腕の場合ですが、自分はインターバルランのピッチ向上のため結構コンパクトな腕振りです。腕振りの役割は接地のタイミングを取る棒のようなものとしてとらえています。なのでスプリントでも同じ感覚で同じ腕振りをしています。
    しかし顧問にいつも腕振りが小さいと指摘されます。
    ですがスプリントだけ大きくするとハードルとの関係性は薄まってしまいます。
    そういうところはトップハードラーはどうなのでしょうか
    自分がスプリントとハードルの関連性を誤解しているのか、など
    ご意見をお聞かせ願いたいです よろしくお願いします。

    • コメントありがとうございます。つまり、100m、200mの様なスプリントの走りのフォームとハードル間の走りのフォームは違うのでスプリント能力が上がっても、ハードル走のタイム短縮には直結しないのではないかということでいいでしょうか?

      私もそういう風に考えたことはありました。しかし自分のレベルだと正直よくわかんないです。たぶん14秒0台くらいであればそこまで気にする必要はないのではと考えます。とにかく、インターバルを速く走る、そのために先ずはスプリント能力を上げるためのトレーニングをしました。そうしたらハードル走も速くなったからです。今は、13秒台を目指していますがそれでも単純なスプリント能力の向上を目指しています。

      思うことは、単純なスプリント能力を上げるためのトレーニングをすることは、ハードル間の走りを速くするためのトレーニングとしてとても有効なのではないかということです。何故なら、スプリント能力を上げるためにはジャンプトレーニングやウエイトトレーニングを行う必要があり、また上手く反発を得る感覚や身体を前に運ぶ感覚を養うことが必要だからです。速く走るという行為は総合的な能力の向上が必要ですよね?つまり速く走るためにトレーニングを行うことは、ハードル走を速く走るためのトレーニングという風に考えられると思います。つまりスプリントの能力向上のトレーニングはハードル走を速く走るための効果的な手段だということです。何故なら、ハードル走が速くなるにはまた総合的な能力の向上が必要だからです。

      仮に、今自分が110mhで13秒00のタイムがあり100mが10秒1台だとして、それが100m、10秒0台になればハードル走も速くなるとは考えにくくなるかもしれません。それくらい、詰めた所まで行けば初めの様に疑問が出てくると思いますが、今のレベルであれば特に疑問は感じません。
      大学生の時、ハードル走のインターバルランを意識した感覚にマークを置いて走るトレーニングをしていましたが、自分はよく理解出来ませんでした。
      自分も考えがまとまっていないのが正直なところです。今度、自分よりも上のレベルの人に聞いてみます。

  • ありがとうございます!
    すみません問題提起が曖昧でした

    自分もスプリント能力の向上がハードルのタイム縮小につながっていると考えています。
    むしろ今のところ最大の要因としてとらえています。

    しかしスプリントの際にインターバルランとフォームが変わってしまうと、スプリントをうまくハードルに活かせないのではないかと思います。

    自分の場合、
    腕をコンパクトにハイピッチを求めて走るインターバルランに対し、大きい腕振りで広いストライドで100mを走っても、インターバルランに活かせないのではないかということです。

    反発をうまく得る能力や前へ運ぶ能力はフォームに関係なく養われると思いますが
    ハードルに直結させるためにはインターバルランと同じフォームでスプリント練習すべきなのではないかと思うのですがどうでしょう・・・

    • コメント遅れてすみません。
      大学時代を少し振り返りました。
      スタブロから30mダッシュの練習ではハードルが1台目にあることを意識して練習していました。また、100mを走る練習の時も、いつハードルが出てきても跳べる様な意識を持って走ったりしていました。
      しかし、それは時々でほとんどスプリント練の時はスプリントをハードル練の時はハードル走の動きをして走っていました。

      ハードルに直結させるためにスプリントの時も、ハードルと同じ動きで走るという考えは間違いないと思います。出来ればそうすべきだと思います。
      ただ自分はそういうやり方を実践してきていないのでどうなるのかわかりません。

      難しいですね。ハードル走と同じストライド、腕振りで走り続けたら速くなるのか?

      結局、自分はそこまで考えていませんでした。単純にしか考えて来なかったのです。自分の場合、スプリントが上がればハードル走も速くなっていたので。このやり方で行けるところまで行こうという感じです。
      もしかしたら、自分がやっていないだけでトップはやっているかもしれません。
      すいません、別の人の意見を聞いてみますね。

  • こんにちは!度々ほんとにすいません…先日コメントでアドバイスをいただいてからハードリングとインターバルランのメリハリを意識して接地したらすぐ腕を振って走るように心がけたのですがなんとなく走り出せないというかすぐ走る態勢ができないというか…具体的に言うとリズム的にはタターンターンみたいな感じで抜き足が着いた時にどうしても間延びしてしまうんです。そのリズムを意識してやってみてもなんかそのリズムで走れる態勢ができないというか…なのでどうしたらインターバルをちゃんと走れるようになるでしょうか?あと、おそらくですが接地した時に上体が少し反るような動きぐあるとおもうのでそこらへんはどう改善していけばいいですか?

    • 返信遅れてすみません。
      着地の時に、上体が反っている様な感覚があることが、インターバルランにスムーズに繋がっていない可能性があります。反ったまま着地すれば上体を起こす手間がかかりますから。着地の時に重心が身体に乗り込む感覚があると流れる様に走りだせます。自分もいつも出来るわけではありませんが。そのためには、やはり走り急がないことだと思います。宙で上体の伏せのタメを作ることです。
      大学時代の動画を貼りました。自分は、腕を前に出すことでタメを作っています。それから着地後のスプリントの意識を大切にしています。一度見てみてください。http://youtu.be/_a3wrNprqaY

      • お返事ありがとうございました。やってみたらハードリングがすごく楽になった気がします!5歩の段階だと今までになかった詰まりを感じるようになりました。ですがまだ3歩になるとおろそかになってしまうのでこれから跳び込んでいきたいとおもいます!

  • 管理人さん、にわとり三姉妹(長女)さん、お返事ありがとうございます。

    >>silverさんはどの様なスプリント練習をしていますか?
    私は、30m60mなどのショートスプリントを重視して行っております。
    60mは、100mでいえばセカンドギアへの移行区間であり、それはハードル練習として考えると不必要だと思いますので(ハードル走にはそもそもギアチェンジはないと考えているから)、他の方とは違う意識で行っております。私の場合は8歩目で踏み切れるようにスタートしてから体を起こし、ハイピッチを意識して60mを走ります。当然、共に走る短距離選手には負けますが。
    また、110mHではアプローチはわずか13.7mしかありません。この間で十分に加速をする、と思ってレースをしようとしているのでショートスプリントを非常に重視しております。その気持ちが強すぎて走力の向上が見られず、また110mHも力み過ぎて遅いタイムであると考えられますが・・・。

    >>また、純粋なスプリント能力の向上以外ではどういう点でハードル走のタイム短縮が可能だと考えますか?
    ハードル走を速くするためにスプリント力を向上させるのと、
    スプリントを速くしたらハードル走も速くなるだろう、というのは少し違うかなと思ってます。当然のように足が速ければハードル走も可能性が広がって向上の余地は見られますが、スプリントの向上が総合力を上げるとは思いません。なぜならスプリントというか、仮に100mの記録をその人がもつスプリント力の数値だとしても、ハードルに生かせるスピードが身についているかどうかは判断し兼ねないからです。
    要は、にわとり三姉妹(長女)さんが仰ったように、ピッチの高低が直接的ではないにしろ影響を与えていて、そのピッチがハードルにうまく落ち込めている人こそがスプリントとハードルの関連性を持たせられると思うんですよね。
    なので、私は純粋なスプリント練習のほかに、ミニハードルと用いた練習をかなりやっております。配置を柔軟に変えて練習を行っておりますが、ミニハードルによって大分ピッチが高まり、またハードル走おいてのインターバルが楽に走れるようになったなと感じております。その感じは純粋なスプリント力が上がったからか、ピッチが高まったからかはわからないですが・・・・

    正直、タイムも決して速いとはいえませんし、トップ選手のような感覚も持ち合わせておりませんので大したことはわかりませんが、こういう意見もあるのだなと気軽な感じで受け取ってもらえれば幸いです。

    • 返信遅れてすみません。
      silverさんの考えはその通りだと思います。誰しもが速く走れる方法なんて未だわかっていません。何が正解かわからないのだから、自分の考えのもとトレーニングに励むことが大切だと思います。
      これは自分の考えです。自分は、早い段階でハードル走に寄り添い過ぎたトレーニングは勧めません。やはり、単純スプリントの向上こそがハードル走のタイム短縮につながると感じているからです。これは、今までの自分の経験に基づいたものと、先輩や仲間たちの助言からです。そしてトレーニングを積んできた感覚です。
      自分は、ハードル走はスプリント走の延長だと強く感じています。それもあります。もちろん、ミニハードルでピッチを意識した練習もします。
      それでも先ずはスプリントです。自分もまだ続けているのでこれから考えが変わるかもしれません。

  • ありがとうございます

    走りについてあれはどうか これはどうかと考えるのも陸上のおもしろさの一つだと思うので楽しいです笑

    自分もハードルのままのスプリントフォーム、 ハードルと分けたスプリントフォームの2点をハードルへの影響力とスプリント能力の向上率からリサーチして深く考えてみます

    進展があればまたコメントさせていただきます

  • 一応教えていただいた手を前にという意識で跳んだものを友達に撮ってもらったので見ていただけますか?
    これができればいける!という感覚はあるのですがちょっといまいちです。自分的にはもっとディップをかけないとと思うのですがtakashiさんはどのように思われますか?
    教えていただきたいです!

  • 一応教えていただいた手を前にという意識で跳んだものを友達に撮ってもらったので見ていただけますか?
    これができればいける!という感覚はあるのですがちょっといまいちです。自分的にはもっとディップをかけないとと思うのですがtakashiさんはどのように思われますか?
    教えていただきたいです
    http://m.youtube.com/watch?feature=c4-feed-u&v=4L_TKiZgJg4

    • 動画みました。
      今回の動画はアプローチで十分な加速が出来ておらず、勢いがない様に感じます。
      腕をだしてタメを作るのにも先ずは、勢いに乗って上体をしっかり運んであげなければいけません。
      自分も、アプローチで十分な加速が出来ていない時は上体を上手く運べずタメも作れません。
      先ずは、アプローチで十分な加速を心がけることが大切です。
      ディップもこの状態ではかからないと思います。勢いに乗せて上体を運んであげることが大切です。まだ、上体が乗りきれてません。

  • ありがとうございます!
    自分でもみててそれは思いました
    全力でいくと1台目をかかとでぶつけてしまうことが多々あるのでこの時はちゃんと手を前にという意識ができるように少し軽めにいっていたとおもいます。
    ではまずはアプローチを思いっきりいってみたいとおもいます!

    • 今、自分が言っていることは大学4年の時に感じたことです。
      理想とする動きは、体力、筋力、スピード、経験が高まらなければ出来ないことが多いです。
      単純な意識や技術の問題ではありません。
      自分も、大学4年の時にこれまでの知識やイメージが繋がってきました。
      今は、しっくりこないことも経験を積むに連れて繋がってくると思います。
      ハードラーさんには先ず、走力を上げること身体つくりを重点的に鍛えることを勧めます。
      これからです。頑張りましょう!

  • なるほど!ではまずは400mhも視野に入れてるので100mでも戦える走力、ロングスプリントも対応できるスピード持久を重点的に鍛えていきたいとおもいます!

コメントする

CAPTCHA


目次