走るための筋力

高校、大学の時とプロではない社会人アスリートの練習スタイルは全く違うことに気がつく。
ここまで、言うと大袈裟かもしれないが、高校、大学の時に培った練習スタイルはもはや社会人アスリートには何の役にも立たない。学生時代が終われば、別の世界があると言えるだろう。

そんなこんなで、自身も相当苦労し、挫折し、失敗した。今も未だ、適応できていない。社会人として、競技に取り組むにあたって最も苦労するのは、走る時間と場所を確保することだろう。ゆえに、週に1度か2度しか走らなった自身は、全く走れなくなった。
その代わり、ウエイトトレーニングに費やす時間が増えた。それは、技能も向上したし、扱える重量も上がった。
が、しかしウエイトトレーニングはあくまでも補助的な要素に過ぎないことを、当時のおれは知る由もなかった。
ウエイトトレーニングで鍛えられるのは、おそらく目に見える大きな筋肉だ。しかし、走るために必要な小さな、メインではない筋は走りでしか鍛えられない。十分な走り込みを怠ると、いくらウエイトトレーニングで大きな筋肉を鍛えても足は遅くなると思う。

走りに勝る練習なし。また、そこには特異性の原理がある。走るための筋力は、つまるところ走ることでしか鍛えられない部位があるということだ。ウエイトトレーニングは当然重要だ。だが、一番大切な練習は、走ることだ。最低でも、週に2度は十分な短距離走の走り込みをやろう。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 埼玉県職員でマラソン選手の川内さん、どのようにして練習を確保してたのか。。勤務先は学校ってかいてありました。。教員ではないと思いますが。働きながらも結果をだせた理由を知りたいですね。

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