陸上競技 練習メニューの作り方

30近くまで陸上競技を続けると、当然練習内容はそぎ落とされシンプルになっていく。
シンプルになり、今日は何をするのかがはっきりとわかりやすい練習メニューになっていく。
例えば、先週の土曜日に行ったのは200m×7。一本のタイムは26秒5。レストは7分。
今日のメインはこれ。これを頑張るだけという感じだ。だから、ウォームアップもそれに向けて身体を温めて動きを整えるだけだ。
メインが終わればそれ以外は何もしない。
練習時間はすべてで、2時間以内だ。
今は、筋トレをする日は筋トレをするだけ。走る日は走るだけという風にわかりやすくしている。
そうでないと、気持ちも集中力ももたない。
今日は何を頑張るのかそれを、明確にした方が練習の効果が上がるという考えはありだと思う。

中学生、高校生のメニューをのぞくと(競技場で)とにかく内容が豊富だと感じる。
当然、経験がない分、いろいろやらせることはポケットから出せるものを増やすという観点からみて重要なことであるとは思う。
しかし、それらをやろうとすると一番重要な今日のメインが何だったのかよくわからなくなるに加え、集中力も切れてしまう。
結局、動きつくりは所詮ウォームアップで、そこに時間をかけても足は速くはならない。重要な練習にしっかりとスポットを当てて、そこに練習のピークをもってくる工夫が必要だと思う。

また、特に中学生、高校生の段階でそれほど陸上競技が好きな人は少ない。2時間以上、集中して練習なんてほぼしない。
その中で、効果を出そうとするならば、今日は何を頑張るのか、わかりやすく、目立つようにしてそして、だれる前に素早くやってしまうことだと思う。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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