110mh 100mh ハードルドリル

ハードルドリルについて、書いてみようと思ったけれど自分の知識があまりにも少ない。

よろしければ皆さんのハードルドリルへの考え方を教えていただきたいです。

私の体験から、今思うことをまとめる。

・先ず、ハードル練習においてハードルドリルという練習手段の立ち位置。

私は、ハードルドリルはハードル走上達のための高度な練習手段であると考えています。見よう見まねでハードルドリルの形を手に入れたとしても、それはハードルドリルが出来るという時点で止まっていると思います。何故、その動きをドリルという形にピックアップして何度も繰り返すのか、それが実際の走りにどの様な影響や効果をもたらすのかを理解し、自身の実感として捉えて繰り返す必要があると思います。ハードルドリルを効果的な練習手段にするには、長期的に指導してもらえる指導者に指導を仰ぐか、自身がハードル選手として長い経験を積み豊富な知識を持っている場合に限ると思います。だから、指導者がいなくてハードル初心者の人にはドリルという練習は必要ないと考えています。必要ないというか効果が得られにくいと考えます。ある程度経験を積んで、走りの中で課題が持てた時、それをハードルドリルの場に部分的にピックアップして練習するものではないでしょうか?

・次に、行っているドリルの内容とその意識について

数あるドリルの中で、自身の実感としてプラスになる所まで理解し取り組めたのは2つだけでした。一つは、リード足上げの歩行(ハードルの横)。もう一つは抜き足の歩行(ハードルの横)。2つに共通するのは出来るだけ歩行の形、速度を変えずシンプルに足を上げ、ハードルを越えること。なぜなら、コーチのコンセプトは走りの形を出来るだけ変えずハードリングをすることだったから。先ずは歩行の形を変えないでハードルを越えることがその一歩という考え方です。その中で自分が意識していたことは(リード足の場合)、足を上げる時に腰が落ちてしまわないこと、上に重心が大きく動かず進行方向に重心を進めること、足を上げたら直ぐに足を脱力させることです。抜き足の場合は、膝から下は脱力して膝をピックアップしてハードルを抜くこと、腕は歩行時の形を変えないでシンプルな動かし方をすること。

写真や動画がないとなかなか説明が難しいですね。自分は、ハードルドリルをよくわかんないままタイムは伸ばしてきました。実際にハードルを跳びながらの改善です。でも出来ればハードルドリルも知っておきたいです。簡単でも良いのでコメントいただけると嬉しいです。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

コメント

コメント一覧 (6件)

  • ドリルに関しての投稿、ありがとうございます。
    自分のドリルの位置づけを改めて考えてみました。
    自分の中のドリルは2つの意味があります。
    1つは体の各部分の動き、特に股関節の可動域を広げる動きを行います。アップ目的ですね。なのであまりそこには技術的なものはありません。
    実際のドリルとしてはハードルを跨ぐ股関節回しや横を向いて行う腿上げです。
    2つ目は各部分のイメージをつけることです。股関節から動かすイメージ、2本軸を作るイメージの大きく分けて2つを意識してます。
    これも上の実際のドリルで行います。

    ハードル動作に近いドリルは同じく動作を含めたウォークの3種(リード脚、抜き脚、真ん中)です。
    主に400mHが主専門ですので走動作とのギャップを埋めるようなドリルを考えたのですが、あまり効果的ではないと思ったので今はやっていません。

    基本的に得た感覚をドリルに落とし込んでいます。
    再現性を得るためにドリルをやっています。

    まとまっていない文ですみません。

    • コメントありがとうございます。ドリルの目的の一つに股関節の柔軟性を向上させることは、私も同じ考えです。動的ストレッチの効果もありますよね。
      何を意識するか、何の目的を持ってドリルを行うか、そこを各個人が明確に出来ればきっと効果的なものになりますよね。

  • 自分は12月の都選抜合宿までほとんどドリルを練習でやってこなかったのでやっととりいれてみようとしているといった感じです。
    深川さんと同じように僕も自分の感覚としてはある程度基礎的なことができないとドリルをやっても直接実際のハードリングとリンクしないような気がするので、やはりまずは基本ができるということが前提だと思います。
    自分の考えとしてハードリングはいかにその後のインターバルを早く走るかを目標として取り組んでいます。なのでドリルをやりハードリングの感覚がつかめてきても一歩間違えればハードリングに意識がいきすぎて腰が引けたり、うまく重心を移動できなかったりということがおきる恐れがある気がします。
    ですのでこれも深川さんと同じなのですが、常に動きの中でということを意識する必要があると思います。
    自分はインターバルはそこそこ速く走れてると思うのですがハードリングが都の決勝レベルだと他の人に比べ、着地までが1テンポ2テンボ遅いので今年の冬はドリルを積極的にやっていこうと思います。
    今まで全くといっていいほどやってなかったので、2つくらいのドリルの動作が少しずつハードリングに結びついてくるだけで相当変わるというかすかな予感と手応えがあります。

    • コメントありがとうございます。確かにドリルに囚われすぎると、ハードリングが極端にスプリント動作から離れてしまい、腰が引けたり重心移動にマイナスの影響を与えることもありそうですね。ドリルを行うことで変わるという手応えがあるというのは、良いですね。その段階ならきっと効果的なものになると思います。効果が出たらどの様なドリルを行ったか教えて下さい。

  • 私にとってのハードルドリルの位置づけは

    1.ハードリングの分習
    踏切、リード脚、抜き足、着地、腕の使い方、間の取り方、力の入れるタイミング、脱力するタイミングなど
    実際のハードルを跳ぶ時には細かく意識出来ないことをピックアップして行います。
    今までずっとやってきたハードリングの動きをいきなり変えることは難しいので、ハードルドリルで新しい動き・イメージを作り、身体に覚えさせます。
    そのためドリルの基本的な意識はいつも同じですが、その時のイメージしている動きにより特に意識している所は変ってきます。

    2.ハードルに対してのボディコントロール
    私は、色々な指導者にハードルドリルを指導して頂く機会がありました。
    指導者によってハードルドリルの目的や意識の仕方がまったく違います。
    そのため、自分のイメージと合う合わないが多々あります。しかし、その時はその動きをしっかり出来る様にします。その時に自分に合わない動きでも、イメージは日々変わっていくものですから、いずれ自分のイメージに近くなる時がきたりします。
    色々な動きをマスターする事により動きの引き出しを増やし、どんなイメージでも自分で表現出来る様になれば、理想のハードリングが出来る様になると思います。

    上記の2点を特に考えてハードルドリルをしています。
    特に身体を上手く使えない高校生の頃は、ハードルドリルを何度も反復し身体の動かし方を覚えました。
    現在はハードルドリルをする時は納得のいくまでやりますが、頻度は多く行いません。
    頻度が多いと同じ様な動きをしてしまうことがあるので、次ドリルを行う時まで頭の中でイメージを作ってからまた行う様にしています。
    自分のイメージをハードルドリルで表現出来る様になると、自然にハードリングも自分の理想に近い動きに変化していくと思います。

    • コメントありがとう。流石は13秒ハードラー。助かります。
      実際の流れの中では意識出来ないことを、ドリルに落として細かくピンポイントに練習するんだよね。それはとても大事なことだった。おれも、抜き足の脱力とか抜き足のタメはドリルで意識して身につけたんだったわ。また、新しい動き、イメージ作りのためでもあるよね。
      もし、多くの指導者に教えてもらえる機会があるなら、引き出しを増やす点でもやってみることは大事やね。
      今度、暇があったらドリルをしている所を動画に撮って、貼って下さい。お願いします!

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