110mh 100mh(ハードル走)の技術 ディップ

全日本実業団の時に先輩、後輩からいただいたアドバイスの中で特に気になっていたこと。

先輩:「リード足だけ前に出ていて、身体がついていっていない。」

これは前から自分でもそうだよなと思っていたけど、改めて指摘されこの部分の改善に力を入れようと思い立った。

そこで、これからの練習でどういう動きをイメージして取り組もうかと夜な夜なYoutubeで動画を見る中で、とりあえずこの動きにたどり着きました。3レーンを走っているコリン・ジャクソン(イギリス)の動き

と右から4番目、5レーンを走っているテレンス・R・トランメル(米国)の動き

まぁとにかく、二人ともハードルへの突っ込みがすごい。弾丸みたいで鋭い。身長が高くない黒人ハードラーのトップ選手はこういう動きしますよね。アレンジョンソンとかも。僕が受けるイメージとして、ハードルを足で越えるというより身体の上半身で越えています。またハードルを越えることに囚われず、ただ走ることだけを意識してそう。

目指す動きはこういうのではなく

こう!

こういうのでなく

こう!

たぶん、リードアームの使い方も重要になって来る。日本人でこんな突っ込みなかなか出来ないと思うけど、イメージは持てる。リードアームを肩から、進行方向に大きく出して上半身でハードルを越えるイメージで取り組む。何か変わる気がする。

ここで私が言いたいことは、ディップを深くかけることはいいことだ。ではありません。また、ガンガンディップかけようとしているわけでもありません。初心者がハイハードルの様な高いハードルを越えようとするとその恐怖から腰が引けたり、足だけで越えて身体がついていかない状態になります。その状態が未だに私にはあるのです。

それを改善するために、上半身を積極的に前方に運ぼうと考えているのです。決して深く身体を前に倒すディップをしようしているわけではありません。足先が先行せず上半身からハードルを越えようという意識をイメージするために今回の動画や画像を貼りました。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

コメント

コメント一覧 (6件)

  • アドバイスありがとうございます^^

    3選手ともディップをすごいかけてますね。
    日本の選手だと矢澤くんや大室くんみたいな感じでしょうか。
    とくに大室くんは腰が落ちてなくて位置が高いですよね。

    このサイトではディップをかけることによって踏み切りが弱くなるという解説があります。

    • コメントありがとうございます。参考になる記事です。ただ、私はそこまで深く考えてディップのことを考えてはいません。今回の私の記事は「ガンガンディップかけて行くぜ」みたいな感じになっているかもしれませんが、そうではありません。ハードルを越えるときにその恐怖心から足や足先だけで越えてしまうことはよくあります。今の私もそうです。今私がやろうとしていることは上半身を後方に残すことのないハードリングです。それをイメージするために今回貼った動画や画像です。なので、ディップを深くかけようという意識は特に持っていません。

  • いつもブログ拝見させてもらっています。マスターズ世代の者です。
    福岡に住んでた頃は平和台でよく練習してたので、懐かしく思います。

    ディップですが、雷電さんがおっしゅるように、ディップを意識しすぎると腰がひけて踏み切りが弱くなるとは聞きます。

    しかし私の経験的には、ディップは踏み切ってからかけたのでは、一度浮いた重心を抑えつける感覚で、前に進んでくれません。踏み切る瞬間に、振り上げの膝が上がるタイミングとディップをかけるタイミングがうまくシンクロすると、スーッと前に重心が進んでくれます。私のハードリングの調子の良し悪しは、この部分が多くを占めてます。

    13秒台を狙われている方には当たり前の感覚かもしれませんが、ぜひご意見いただけるとうれしいです。

    • コメントありがとうございます。正直、私はディップをかける目的をわかっていません。なので、キングダムさんの様に細かく感覚的な部分を意識して練習をしてもいません。今回の記事ではディップを深く書けることが良いみたいな感じになっていますがそれが言いたかったのではありません。今の私のイメージは、深くディップをかけようではなく、ハードリングの時に上半身をしっかり前方に運ぼうという意識です。今の私は、足でハードルを越えていて上半身が遅れています。それを改善するイメージとして今回の記事を書きました。彼らは、ハードルを身体全体で越えている様に見えるからです。

  • こんにちは。
    ちょうどこのディップの掛け方をすると跳べることに気付いてビックリしました。
    ただ、その分着地も重要な要素になり、結果全体に変化を起こさなければいけないと思います。
    今まで以上に突っ込むと、着地で失敗して落ちてしまったり、タイミングが合わないと膝が耐えきれず折れてしまうことがありました。
    なので初心者ながらに思うことは、着地の仕方がうまく突っ込むための最重要要素なのかなと思います。

    • コメントありがとうございます。ディップを深くかけ過ぎればやはり動きは不自然なものになり、踏み切りや着地に悪い影響を与えるでしょう。ディップはかけようとするものでなく、かかるものでしょうね。もう少し私の考えが伝わりやすいように記事を書きます。

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