谷川 聡さん

6月22日土曜日、博多で110mhの日本記録保持者、谷川 聡さんとお話させてもらいました。

 

この様な機会は、とても貴重なので私の走りの動画を見ていただいたり、陸上競技への取り組み方、ハードルについて質問しまくりました。かなり、緊張して頭が回りませんでしたが、まとめてみたいと思います。

・先ずは、走りについて。200mを速く走れる様になりなさいというアドバイスをもらいました。

100mは激しく、速く足を回せれば、ごまかしが効く。しかし、200mという距離はきちんと地面を捉え、その力を身体に伝える動きをしなければ速く走ることは難しい。長いスパンで考えて、先ずは200mを走り、きちんと地面を捉える走りを身につけなさいということでした。その様な、考え方で、200mという距離の練習を行うことは、私には思いもつかなかったので、とても勉強になりました。谷川さんは、大学に入学したばかりの100m、110mh選手達には積極的に200mや400m、400mhにも取り組ませるそうです。目的は、正確に地面を捉え、地面からの力を逃がさずに得る感覚を養うためです。400mhを13歩で行く練習は、効果的だと言っていました。

・次は、ハードル練習のアドバイス。インターバルを正規の幅から広げて、練習してみたらというアドバイスをもらいました。

私は、飛んでいる様なハードリングをしていると言われました。確かに、私は「タタ、ターーン」という感じで、ターーンで前に思い切り飛ぶ様なイメージを持って、走っていました。そのイメージではなく、走る動き、走りのままのリズムでハードリングをしなければいけないということです。インターバルが狭いと思える選手は、ハードル間を広げることで、走り抜ける動きでハードルに入っていくイメージが作りやすくなると言われました。まだ、やっていないので、どの様な感じなのかわかりませんが、想像の中では何となくわかります。とにかく、実践です。

このほかにも、多くのアドバイスをいただきましたが、上の二つが、特に心に残ったので記しました。私は、このアドバイスを実践していきますが、私の受け取り方が間違っている可能性はかなりあるので、何となくで参考にしてみて下さい。

本の紹介、谷川さんが書いた、ハードルの本です。

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谷川 聡さん」への13件のフィードバック

  1. いいですね~
    俺も谷川さんからアドバイスもらいたいです(=´∀`)
    なるほど、自分も200mとか400mh取り入れてみようと思います!

    この本買いました^^
    大室くんとか成迫さんがモデルやってるやつですね
    とても参考になってます。

    • コメントありがとうございます。走り込の練習時に、400mhを5台目まで行く練習とかは、良い練習になりそうですよね。私も、実践してみます。既に、本を購入したんですね。最近、この様な本から研究していなかったので、買って読んでみたいと思います。

  2. はじめまして

    高校2年の息子の為に”110mH”について調べていて、辿り着き拝見させて頂いておりました。

    (中学2年秋より110mHを始め、ベストは15″86(ハイハードル)です。
    息子が通っている高校の陸上部では、短距離の指導者が居らず、ハードルも時々外部のハードル経験者よりボランティアで教えて頂いている状況のなかで、息子の方練習頑張っており親としても応援したく、いろいろ調べておりました。)

    110mHの情報が少ない中、ハードル経験者の記事内容はとても参考になります。(今回の内容や「ハードル走の踏切」など、なるほどと思わされました。また谷川さんとの話の内容などもっと聞きたいと思いました。)
    初めての上、お忙しいところ厚かましいお願いで恐縮すが、一度息子のビデオ見てアドバイス頂けるとありがたいです。

    ご検討よろしくお願いします。

    • コメントありがとうございます。はじめまして。私でよければ、是非力になりたいです。Youtubeに動画をアップして頂ければ、直ぐに拝見出来ると思います。私も中学、高校時代はハードルの専門指導者がおらず、本やインターネットを使い、情報をかき集めていました。しかし、ハードルの専門的な情報は少なく、わからないことだらけでした。その経験から少しでも役に立ちたいと思い、この様なブログを書いております。何か、質問等あれば、コメントをよろしくお願いします。谷川さんとの話は、より詳しい記事を書きたいと思います。

  3. ご返答ありがとうございます。

    続編、期待しております。
    やはり経験者のアドバイスは違いますね。

    ハードル=技術系の種目なので、指導者がいるかいないかで選手の成長の度合がだいぶ違ってくるように感じております。(実際、中学時代に同レベルだった選手が、指導者のいる高校へ入って記録が伸びて差をつけられてきています。)

    これからユーチューブへの動画アップ方法調べて、アップしましたらコメントの方からご連絡したいと思います。

    よろしくお願いいたします。

    • 中学、高校時代にきちんとしたハードルの指導を受けて来た人は少ないですが、やはり受けた人と受けていない人では、練習メニューや考え方においての充実度は変わりますよね。このブログを通じて少しでもお役に立てればと思います。動画のアップ、お待ちしております。

  4. (はじめて)動画アップしましたので、よろしくお願いします。

    http://youtu.be/_hMs2b8irhA  15”86(ベスト)2011年秋 記録会

    http://youtu.be/9vyBYX3OXCo 15”97     2012/6/10 地区の大会

    http://youtu.be/iT5HSKP1aiw  15”91     2012年春 ブロック大会予選

    オレンジのユニフォーム ”851” が息子です。(100mは今年1度だけ走って11”78でした。)

    リード足・抜き足を早く下ろすように。リード足の振り上げで体を上げる様に。腕の振りをもっとコンパクトに。もっと突っ込んで!等々指摘を受けているようですが、どの様にしていったら出来る様になるのか?と言う部分の指導が少なく、また本人もよく分かっていないようです。(足を気をつけると腕がおろそかになり、その逆も同様で本人も意識はしているようですが、出来ていない現状です。親としては猫背気味なのも気になったいます。)

    また、今春より大事な1台目がつまっている感じがしたので、スタートの一歩目を近くに着くようにしてもう少し遠くから踏み切れるように変えていますが、本番になると気合が入る為か、練習より遠くに(変更前と同じ位)なってしまっているようです。ビデをを見ると素人目には、1台目の入りで合わせてしまい減速(スピードに乗り切れていない様上に多少浮いてしまっているように見てるのですが?どうでしょうか?)
    10台上手くまとめて走りきれないところもあり、技術・メンタル共にまだまだといったところでしょうか。
    親としては、まだまだ伸びると信じているので、息子の尻を叩いている次第でた。(息子も練習頑張ってます。)

    練習はほとんど正規の高さで行っている様で、以前の記事にあったように一段低い高さで主に練習するように話しましたが、ハードルをやっている選手が複数おり、たまにしか出来かねているようです。

    お忙しいとは思いますが、見ていただければ幸いです。

      • 返事が遅れて申し訳ありません。動画、拝見させていただきました。レースを見て、一番の改善ポイントは一台目へのアプローチが詰まっているところだと思います。ハードルに近すぎて、前方に踏み切れておらず上方向に浮いています。それに伴い、踏み切り直前で減速しています。また、一台目の詰まりのせいでそれ以降も詰まり、インターバルで力が出し切れていないことも見て取れます。一台目への踏み切り位置を遠くにするだけで、15秒半ばは出せます。それほど、ハードル競技の一台目は重要です。改善方法として、スタートから1、2、3歩目の歩幅を小さくしてみてはどうでしょうか?全体的に、歩幅が広い気がします。私は、一台目までは誰にも負けないくらい、全速で走り、そのまま一台目を勢いで跳ぶイメージで走っています。110mhを始めた段階では、恐れを振り切りハードルに突っ込むことが大切です。ハードリングはまだまだ上体がぶれていますが、着地の時に腰が抜けておらず高い位置で抜き足を持って来れているので、着地のポイントは抑えられていると思います。まだ、ハードルを跳び慣れていないだけなので、これから練習を積めば、上体のブレは改善されていくと思います。
         練習内容(高さ等)をチームメイトと合わせなくてはいけないことは、仕方がないところだと思います。私も、大学に入学した当初は自分に合わない高さ、インターバルで練習をしていました。練習終了後に、残って練習する工夫もしました。しかし、一番大切なことは自分の意見をきちんと伝えて練習の内容を少しでも変えてもらうことだと思います。高さを低くしたり、インターバルを狭くすることは、トップの選手でもやっています。
        最後に、息子さんは足関節が固く、とてもバネのある走りをしていると思います。走りもダイナミックで持っている能力は高い方だと思いました。しかし、11秒8台にも関わらず、素早い動きが出来ていないと思います。110mhは、キレのある動きがとても求められます。スタートダッシュの練習や、短い距離のダッシュはとても重要な練習なので、大切にして下さい。少し、動きが変わればものすごい勢いで成長していく選手だと思います。何か、疑問があればコメントよろしくお願いします。

        • お忙しいところ貴重なアドバイスありがとうございます。

          詰まりをスタートの一歩目を近くに着くことで解決しようとしていて、歩幅の方は意識がありませんでした。(ご指摘に感謝!)

          もともとストライドは広い方でしたし、中学時代より“まずは三歩でインターバルを走り切れる様に”と、大きく大きく、前え前え と言う意識でやって来たので、それが身についてしまっているようです。(「ハードル走の踏切」に書かれていた通り、ハードル競技は個人の到達度によって、意識・技術の転換が必要なんですね)

          息子にはアドバイス頂いた、ダッシュやの為腕振りを日々の練習で意識しながらやって行こうと話しました。

          あと質問ですが、

          ・ 歩幅を改善するために気をつけた方が良い事、やったほうがいい練習ありましたらご教授お願いします。

          ・練習時のハードル高さ・インターバル幅ですが、毎回 低く・狭くして行うという認識でよろしかったでしょうか?(本番前は?)
          また、谷川さんとのお話の中で出てきた、ハードル間を広げて練習するというのは、刻めるようになって、それでも狭いと感じる様になってから取り入れたほうがいい練習でしょうか?

          ・スタートですが、1台目までを8歩から7歩に変えるというのはどうでしょうか?

          いろいろ調べてはいますが、素人故の質問ばかりでスミマセン。
          お時間のあるときで結構ですので、よろしくお願い致します。

          • 詰まりを解消するために、一歩目を近くに着くことはとても大切なことです。
            歩幅を改善するための方法ですが、一番は走力を向上させることです。足が遅いと速い動き、細かな動きも出来ません。それ以外だと腕振りです。インターバルは、足で走るというよりは、腕で走る様なイメージで腕振りの切り返しの速さを意識してみてはどうでしょうか?
            私は、常にハードルの高さは一段下げ、ハードル間は足1足分は縮めて練習しています。試合前も、ハイハードルを跳ばないことが多いです。たまに、ハイハードルは5歩走などで跳びますが、ほとんど跳びません。跳ばなくても良いと思っているわけではなく、練習の時は恐怖で跳べないので、跳んでいないだけです。それで試合の時は、対応出来ていました。私のやり方は私に合っていただけなので、ハイハードルを跳ぶ機会はあって良いと思います。ハードル間を広げる練習は、私も初めての経験なので、どの段階に効果があるのかわかりません。今、実践中です。試してみても良いかもしれませんが、まだ必要はないと考えます。
            スタートを7歩にすることは、おすすめしません。7歩で、十分な加速を持って1台目に入れる人は、相当なパワーを持っている選手でなければ難しいと思います。
            スタートの1台目の詰まり問題は、誰にでも起こります。私も、15秒半ばの頃その問題を抱えていました。スタート位置を下げてみたり、小さく出てみたりと試行錯誤を繰り返しながら改善していきました。理想の踏切位置に、マークを置いて跳んでみたりもしました。とにかく試行錯誤以外に方法はありません。断言出来ないことが多く、あいまいな回答しか出来ず申し訳ありません。
            例え、間違っていると思われる練習をしていてもそれが全てマイナスに働くことはないと考えています。そもそも、間違いな練習等、存在しないと思います。意味がない練習も、やってみないと意味がないということは、わかりません。結果、意味がないと分かればそれはそれで良いことです。意味がない練習を知った時、意味のある練習が何なのかわかるはずだからです。だから、自分で思いついた練習や教えてもらったことはどんどん試して行って欲しいと思います。その練習は、必ず自分の身体に何らかの適応をもたらすはずです。指導者がいない人ほど、自主性の高い選手が多い気がします。また疑問等あればコメントをよろしくお願いします。

  5. しんどい時期にアドバイス頂いた様で恐縮です。

    実は息子も、故障せず冬季練習を順調に出来てきた割に、今春タイムが伸びずブロック大会でも納得いく走りが出来なく、少し凹んで悩んでおったのでした。
    そんな中でアドバイスを頂き、また前向きに練習をやれるようになってきています。

    この度も丁寧に回答して頂き感謝しております。とても参考になりました。
    アドバイスして頂いた事を取り入れ、秋の新人戦では良い報告が出来きればと思っています。
    また、練習して行く中でお聞きしたい事が出てきましたら、よろしくお願いします。

    takashiさまも良い結果が出ることを信じて頑張られてください。
    今ご苦労されている経験が将来必ずプラスになると思います。
    陰ながら応援しております。

    • 結果がついてこない時期は苦しく、やる気もなくなりがちですよね。今回のアドバイスが少しでも役に立てたら嬉しいです。秋の新人戦では、思いっきり走って下さい。息子さんの能力は高いです。また、疑問等があればいつでも聞いて下さい。私も、ブログを通して、誰かの役に立てていると思うと、嬉しくやる気が出てきます。私も、気持ちを入れ替えて頑張ります。これからも、ブログを見ていただけると嬉しいです。

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