やりたいことというか、やりたいなと思うこと

 陸上競技以外にやりたいことがなかった自分。陸上競技への気持ちがなくなってきて、本当に毎日何をしていいのかも、何をしたいのかもわからなくなった。あと、基本的には何をやっても楽しくない。陸上競技に夢中になっていた頃と比べるとつまんないなと思うことが多い。

今、一つだけやっておきたいことがある。それは、ハードル走を学びたい、ハードル走をもっと速く走りたいと思う人にその機会を提供したいということだ。
自身の原体験。
 自身も、中学、高校とハードル走の専門的な指導は全く受けることができなかった。だから、全くアップデートされない陸上競技の専門書を読むか、月刊陸上競技を読むか、時々放送される陸上競技のレースをビデオに撮って繰り返し観て研究するしかなかった。
インターハイに出る何日か前に、別の高校の先生に動きを見てもらう機会があったのが一度で、それしか記憶にない。もし、おれがあの時、高度なハードルの専門指導を受けていたら、おれの人生は少し変わっていたと思う。
 大学に、入ってインカレ前に大学の先輩、小苗さんからハードル走を教わったことがある。

小苗さん、とにかく速くて有名な方です。その時受けた指導の感動は今も忘れません。鳥肌が立って、練習が終わった後も興奮が続いていました。あの時ほど、順天堂に入ってよかったと思える時はありませんでした。

今の、ハードル走を学ぶ環境はどうだろうか。おそらく、おれが高校生だった時とほとんど変わっていないはずだ。学びたくても、学べない。ハードル走への情熱があっても、それを学ぶには運や偶然が左右する。果たして、今の社会でそれでよいのだろうか。

一方で、社会の中にはそれを教えることができる人たちも多く存在する。私自身もそうだ。おそらく、ハードル走に関してはエキスパートの層に入る。だがそれを仕事にできず、生かせていない。いつも、どうして、あれだけ専門性を磨いたのに今一つ社会の役に立たないのか悔しくなる。

もし、それをもつ人と、それを必要とする人が出会うことができたなら双方にとってよいことなのではないかと思った。
学びたい人は、学べ、教えることができる人はそれを誰かの役に、社会の役に立たせることができる。
そして、知識や技能、ノウハウは循環する。
そんなツールがあったなら今よりも日本のスポーツ環境はよくなるし、学校教育に指導を依存する必要がなくなる。そして、ニッチな専門性をもつ人たちもより活躍の場が広がるはずだ。

自分は、それを実現できるようなプラットフォームを作りたいと考えている。つまりWEBサービスだ。

このブログを書き始めて、6年か7年になる。今まで延べ100人近くのハードラーと会話をし、アドバイスや指導をさせてもらった。でも、一番いいのは直接見ることだ。これに勝る指導はない。もし、全国に指導者包囲網があればだれかを紹介してあげられるのにと思うことも何度もあった。
それを解決するために、このサービスを始めたいなと考えている。早い段階から高い専門指導を受けることは必ずその人の人生に良い影響を与えるはずだ。そして、あの時高校生の自分に手助けするにはこれしかないと思った。

今、ない知識とお金で動き始めてます。何か、よい意見や考えがあればコメントください。お願いします。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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