世界陸上 オレゴン 110mh 泉谷駿介 予選

日本記録保持者、泉谷選手の予選のレースです。

1台目までのアプローチでおそらく詰まってしまっています。その影響で、泉谷選手の持ち味のインターバルランが活かせず、本来、彼の持つスピードを発揮することができていないように見えました。

スタートから1台目までの区間をアプローチと呼びます。この区間の成否がレースの全体の6割、7割を決めると言ってもよいくらい影響を与えます。

今回、泉谷選手は7歩のアプローチでいつもより前へ進みすぎて、結果、いつもより近い位置で踏み切ることになってしまいました。その結果、ハードルを越えた後の着地地点が越えたハードルから遠い位置に着いてしまい、インターバルランが窮屈になり、自らブレーキをかけるような走りになってしまっています。3台目を越えた後の動きが特にそれがわかります。

今回の失敗は、世界大会というハイレベルなレースで隣の選手がスタートで自分より前へ出ている状況下で、それをさせまいと意識的に進みすぎてしまったからでは考えられます。

見た感じ、調子は良いように感じます。動きにエネルギーを感じます。スタートのアプローチが合い、冷静に走り切ることができれば決勝に進める可能性はあります。準決勝に注目です。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

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