陸上競技選手である自分のその先を考えよう。

陸上競技を始めたのが、中学生。それから高校、大学、卒業後も陸上競技中心の生活を送ってきた。自身の人生において、最も時間をかけ、情熱を注いできたものは陸上競技だ。
高校時代、とにかくインターハイにでたかった。そして、本当に高校生活が終わったら人生が終わりでもいいって思いながら陸上競技に取り組んできた。
しかし、今、30歳を目の前にして後悔していることがある。それは、陸上競技選手としての人生が終わった時のその先を考えようとしなかったことだ。

陸上競技を頑張ることが素晴らしいことだ。足が速くなることは素晴らしいことだと思う。そこから学ぶこと、その先の人生に役に立つことも多くあると思う。しかし、陸上競技選手になりそれで飯が食べられるのは全体の1%以下だろう。つまり、足が速いことはその先の人生では何の役にも立たない。
だからこそ、その先の人生のことをせめて高校生くらいから考える必要があると思う。

人生は終わらせようとしなければ終わらない。競技者としての人生が終わったあとにも、大きな夢や目標をもち、それに向かって努力できる人生にするために、考える必要がある。

そのために、考える第一歩は「どうなりたいか」について考えることだと思う。「どうなりたいか」について考えることを次回は書こうと思う。

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この記事を書いた人

名前:深川 貴司/ふかがわ たかし
年齢:35歳
専門:110mh
ベスト記録:14.06
出身大学:順天堂大学
経歴:都立学校教員(6年)、現在はプログラマー(web系)へ転職💻
福岡在住

主な成績:全国高校総体(インターハイ)3位。関東インカレ3位。全日本インカレ6位。日本選手権出場。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。息子2人が陸上競技に関わっており、興味深く拝見しております。
    長男は、中学から短距離、リレーに取り組み全中に出場しました。近隣の私立高校からお声掛けもいただきましたが、普通に入試で公立高への進学させました。
    高校3年でインターハイ出場も叶いましたが、春までに本人が設定した目標タイムに届かず、大学での本気の陸上継続は諦め、インターハイから戻った8月初旬より受験勉強に没頭し志望大学に合格できました。入学当初は、同好会で陸上に関わりましたが、本気の陸上との熱量の差でしょうか、それも辞め今は別の活動をしています。目下の関心事は、来年のインターンシップと再来年の就活です。
    昨今、陸上競技は世間から注目されるようになりましたが、深川さんも言われるように足が速い事で、稼げる人はごく僅かです。
    結果の出た子もその親も、ともすると「まだまだ」と夢を見がちです。別の競技も同様だと思います。
    決して夢を見る事は悪いことではないですが、先を見極める時期は必ずあるはずなので、将来の希望と見込みを突き合わせて、出来れば親子でも良く話をして欲しいです。
    次男は中2で、ようやく陸上の目標を設定し始めた時期ですが、客観的に陸上、学業と向き合ってもらいたいと思っています。

    • はじめまして、コメントありがとうございます。大学までは、陸上競技というわかりやすい目標があり、毎日充実して過ごせていたように思います。しかし、働くようになって人生の目標を立てることの難しさに直面しています。競技をやっていた時のような生きているという感覚が味わえず、日々悶々としています。なので、このようなことを書きました。
      競技に夢中になることは素晴らしいですが、最終的にどうなりたいかをできる限り早くから考え始めることが必要だと感じています。
      陸上競技を通して何を学ぶかを指導者は考えながら指導する必要がありそうです。
      息子さん、陸上競技を通して学んだことが必ずあると思います。スポーツを通して学んだことを社会で活かせていけば、スポーツの価値がもっと上がりますね!
      自分は、競技を教えることを深めつつ、人生の目標について考えるきっかけ作りもやれればいいなと思います!

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