今、陸上界では冬季練習の真っ只中だと思うが、冬季練習もハードル練習はやったほうがいい。と私は考えている。かく言う私も、大学生の時は毎週土曜日にハイハードルやジュニアの高さで3歩走をしていた。
もちろん、冬季練習で一番重要なことは総合的な体力の向上だ。筋力、持久力、走る力。これらを最大重要項目としてトレーニングすることがシーズンでの飛躍につながる。しかし、だからと言ってハードル練習をしなくてもいいとは思わない。
特に、中学、高校生はまだハードルに対する習熟度が高くないのでシーズンが近づいてからハードル練習をしても間に合わないことが多い。だったら冬のうちからハードルを跳べるときは跳んでハードルに慣れておくことが必要だ。
おすすめとして、土曜日だ。時間もあるし、ほとんどの人は太陽が出ている時間帯に練習ができるはずだからだ。こういう日をチャンスだと思って積極的にハードル練習をしてほしい。
大学時代に自分がやっていた内容としては、ハイハードルで5歩走。これは、ジャンプトレーニングの意味合いも込めていた。調整能力も身に付く。一生懸命跳ぶと言うよりは楽しく、気軽に跳ぶ。
ジュニアハードルで3歩走。高さはジュニアハードルで間は一足か二足ほど縮めて走る。これも本気ではなく、気持ちよく気軽に、感覚を忘れないように、また何かハードルに対して新しい気づきがないか探るような感じで跳ぶ。
中高生の場合、シーズン前からハードルに合わせていくだけでは間に合わないこともあるので、冬季でも時間を見つけてトレーニングの中にハードル走を取り入れていって欲しい。