ハードル走の練習方法について、自分の考えを一部だが書いていく。
ハードルドリルについてだが、自分はあまりやらなくてもいいと思っている。ドリルをやらなくても速くなるし上達する。むしろ、ハードルドリルを入念にやってマスターするよりも、どんどんハードルをとんだ方が速くなると思っている。なので、初心者にハードル走を教える場合はドリルはさせないで、とにかくとばせている。今のところ、それで速くなっている。
もちろん、ドリルをすることはマイナスではなく、間違いなくプラスになると思う。けれど、自身はハードルドリルをやって速くなった実感はほとんどない。多少の気づきはあったがそれよりも飛ぶ中で気づいたことの方が遥かに多い。そもそも、ハードル走の難しさは高い疾走状態の中で高さのある障害物を越えることにある。歩きながら足を上げたり、抜き足を動かしても、真に難しい高い疾走速度の中で踏み切ったり、着地したりする力は身につかない。先ずは、とにかくどんどん飛ぶ方が遥かにタイム向上につながる。
特に中学生、高校生はどんどんとんだ方がいいと思っている。なぜなら、時間がないからだ。ほとんどの人は高校生で競技人生を終える。大学でも陸上を続ける人はある程度成績を残した人になってくる。なので、ドリルを習得するために時間を割くのはもったいないと考えている。
とはいえ、これは自身の経験からそう思ったという話しだ。ハードルドリルをしたことでタイムが向上した人もいると思う。なので、一つの意見として聞いてもらい、実際に自身の感覚でドリルをするかしないかを決めればいいと思う。だが、自身の考えはドリルをするよりもどんどんハードルを飛ぶ方がタイムは向上すると考えている。