走るための筋力

高校、大学の時とプロではない社会人アスリートの練習スタイルは全く違うことに気がつく。
ここまで、言うと大袈裟かもしれないが、高校、大学の時に培った練習スタイルはもはや社会人アスリートには何の役にも立たない。学生時代が終われば、別の世界があると言えるだろう。

そんなこんなで、自身も相当苦労し、挫折し、失敗した。今も未だ、適応できていない。社会人として、競技に取り組むにあたって最も苦労するのは、走る時間と場所を確保することだろう。ゆえに、週に1度か2度しか走らなった自身は、全く走れなくなった。
その代わり、ウエイトトレーニングに費やす時間が増えた。それは、技能も向上したし、扱える重量も上がった。
が、しかしウエイトトレーニングはあくまでも補助的な要素に過ぎないことを、当時のおれは知る由もなかった。
ウエイトトレーニングで鍛えられるのは、おそらく目に見える大きな筋肉だ。しかし、走るために必要な小さな、メインではない筋は走りでしか鍛えられない。十分な走り込みを怠ると、いくらウエイトトレーニングで大きな筋肉を鍛えても足は遅くなると思う。

走りに勝る練習なし。また、そこには特異性の原理がある。走るための筋力は、つまるところ走ることでしか鍛えられない部位があるということだ。ウエイトトレーニングは当然重要だ。だが、一番大切な練習は、走ることだ。最低でも、週に2度は十分な短距離走の走り込みをやろう。

陸上競技 ウエイトトレーニング

先ず、初めに陸上競技の競技力を向上させるためには筋量を増やすためのウエイトトレーニングは必要だと考えている。
一口にウエイトトレーニングと言っても、そのやり方は様々でねらいや目的によっても変わってくると思う。
今、自身はこう考えている。挙上できる重さを高めるよりも、コントロールできる重さを高めていくことが大切であると。

競技力向上のためのウエイトトレーニングは重ければ重いほどいいとは限らない。と考えられるからだ。
なぜなら、ただ、挙上させるだけなら効かせるべき部位を無視し、別の筋群を優位に使うことで挙げられてしまうからだ。また、そうやって、効かせるべき部位に効かせられないまま重量を上げていけば、別の場所に過度な負担がかかり痛めてしまうだろう。

例えば、スクワットで臀部を効かせて挙げたいのに、大腿四頭筋をメインに使って挙げてしまうなどだ。

競技力向上のために行うウエイトトレーニングは、挙上重量にこだわることよりも、正しく効かせられるフォームを維持できることを大切にして行うことが重要だと考える。

陸上競技 短距離走の練習 意識

改めて陸上競技の練習を行ってるが、やっぱり全力のダッシュ練習はきついし、つらいし、しんどい。

走る練習を例えば、120m×3やろうと思う。
本数を重ねるにつれて、疲労がたまって、最後の1本は必ず妥協したいという想いに駆られる。
だが、できることなら出し切りたい。弱い自分の心とどう戦うか。
最近のおれの作戦。
よし、120mのうち、とりあえず30mまでは全力で行こう作戦。あとは、知らん。
そういう感じで、30mまでは妥協せず走ったら、ほとんど120m全力で行けちゃう。
重要なのは、妥協したい時に、ここまでは頑張れる距離までは全力で行こうと決めることだ。
この30mという距離はまさに絶妙。乳酸も出ないし、一瞬なので頑張れる。
出だしで力抜くと、途中で切り替えることはまず不可能なのでこの作戦は頑張るにはおすすめだ。
今更で恥ずかしいが、最近はこんな感じで走ってます。