為末さん

あまりに、走れなくて落ち込んで為末さんの動画を探していたらこれを見つけた。

懐かしくて、色んな事を思い出した。たぶん、この時はヘルシンキ世界陸上の前年かもしくはその年のcmじゃないかと思う。ということは、自分が高1か、高2。

当時はまだ、youtubeがあったのかなかったのか、わからないが今ほど簡単にトップ選手の動きを見ることはできなかった。
だから、このcmが流れた時は目を凝らして為末さんのハードリングから何かを学ぼうとした。

思えば、この時代のハードラーは為末さんに夢を見た様な気がする。なんとなくの印象だが、日本の400mhは為末さんがいる時が一番レベルが高かったと思う。48秒台で走る選手が4、5人はいた。

この動画を見てモチベーション上げて頑張ろう。
この動画見ると奮いたつわぁ。しびれるわぁ。

2016年5月29日の自分

東京選手権で2位になれたので、日本選手権の出場資格として残りはB標準の14秒15の突破となっていた。
大学時代、14秒15のタイムより4回も速く走っているので決して出ないタイムではない!そう思い東日本実業団と昨日の日体大競技会を走ったがダメだった。あまりにも遠かった。

タイムは14秒8や9。うそでしょ。計測ミスじゃないのって本気で思った。これまでこのタイムはどんなに調子悪くても出なかった。信じられなかった。

ずっと競技を続けてるから自身の調子や感覚からこれくらいだろうなというのはわかる。しかし、今それがズレまくっている。

練習もまぁやってるし、感覚も悪くないと感じてる。なのに、このタイムはなぜ?病気かとマジで思った。

帰りの電車の中で、まさか練習のやり方が間違っているのではと考えた。
つらすぎる。
考えられるとしたら、短い距離のダッシュや本気のダッシュ練習がやれてないことだ。スッーと走る練習を何本もやる練習ばかりしてる気がする。一本で出し切る練習が不足している。
思えば、そういうことを競う競技なので全力疾走を練習で何本かやらなければ力はつかないのだろう。力感とか。
日本選手権の道は閉ざされた。が、とりあえず今の状況がダメだということだけは痛感できた。
もう少し、耐えて取り組んでいくしか道はない。

東京選手権

今年から、東京陸協に登録をして(さよなら福岡)本日東京選手権に出場した。結果は、14秒69で2位だった。記録は全然だけど久しぶりに良い感覚を掴むことができた。ようやくゼロがイチになったという感じだ。これならなんとかなるぞと思える動きに戻った。
今日は2位ということで表彰を受けた。思えば、いつぶりの表彰だっけなぁと考えた。東京に来て、怪我をして何も出来なかった2年間を少し思い出すことになった。

レース後、大学の先輩と会った。先輩も110mhで日本選手権覇者。当時、学生の時は何にも感じなかったが働きながら競技を続け、自己ベストを出し日本選手権を優勝した先輩の苦労を少し理解できるようになって本当にすごい人だなと尊敬した。
先輩も数年、よくないというか上手くいかない時期があって、そしてよくなって、また少し止まって、そしてまた活躍してみたいな感じだったと思う。何が大切かって考えると、やっぱり辞めずに続けることだと思った。それだけが望みをかなえる唯一の手段だと思う。

最後に、先輩から走力あっての技術じゃないかと言われて、そうだなと感じた。
東日本までに走力を高めて、奇跡の日本選手権B標準を突破したい。

最近、こういう曲がやけに刺さるんだよね~。