陸上競技(ランニング)の技能

ランニングの技能、または技術はあるだろうか。
最近、野球にはまっていて今日、少し専門的な指導を受けた。投球動作の中で肘の位置を高くであったり、踏み出す足先の向きであったり、ボールの握り方であったり、いわゆる技能に関するアドバイスを受けただけでコントロールが安定した。これは、間違いなく技能や技術だなと思った。
そのあと、じゃあ陸上競技の走りに関して、少し教えただけで変わったと思ってもらえるほどの技能や技術はあるだろうかと考えたが、特に思いつかなかった。
すごく、前にも書いたが走りは技能や技術ではなくフィジカルが重要だと思う。
走りを改善するときに、用いる手段としては自身は、動きを細分化したドリルなどではなくタイヤ引きや坂ダッシュ、バウンディングなど実際の動きの中でトレーニングによって結果、改善されるといった方法の方が有効だと考えている。
速く走るためには、走ることが一番の練習だと思う。特に、素人の走りを改善するにはこれが一番だと思う。
どうすれば速く走れますかと聞かれるが、相手が望むような答えは、走るという世界には存在しない。申し訳ないが、地味に時間をかけて先ずは走るしかないと思う。繰り返し走ることで、走れる身体に変えていく。それが答えだと思う。

筋トレの補助について

筋力トレーニングにも、その目的やねらいによって頻度、回数、重量など注意するポイントはたくさんあるはず。
だが、どんな筋トレでも得てして言えることは、「追い込んだほうがよい」ということだ。簡単に言えば、自身の限界まで、力を出し切れるまで頑張る、余力を残さないということだ。これまで、長らくトレーニングをやってきたが、一人で追い込むのは至難の業だ。というか、ほぼ無理に近い。走りも、筋トレも一人でやり始めて追い込めたことは、恥ずかしながら一度もない。これは、筋トレで補助ありで追い込んだ場合と比較してだ。
だから、大学を卒業してから競技を続けて、これまでよりも上を目指そうとするならば、先ずは一緒にトレーニングをしてくれる仲間を探すことだ。もう、絶対にこれだけは必要だと思う。一人で頑張る努力や工夫をするならば、仲間を探す努力をした方が絶対にいい。
これは、一人でトレーニングをしてみての結論だ。仲間の重要さを思い知った。時々、トップアスリートが一人でやっているが、おれはすすめない。
働き始めれば、一人でやるしかない時もたくさんあると思う。けれど、走る日やポイントの日だけは仲間と、一緒に追い込んでくれる人とやってほしい。

前に跳ぶことと、真上に跳ぶこと

最近、やっぱり競技もう一度やってみようと思い、練習を再開しつつある。
今日も、走っていたのだが、最近のテーマとしていかにお尻の筋肉を使って股関節を後方に進展させて、走れるか、前に進めるかに取り組んでいる。ハードリングも、上に跳ぶ踏切と前に跳ぶ踏切では、ロスが大きく変わる。前に跳んだ方がよい。前に踏み切るということは、お尻の筋肉を使い、後方にスイングして進むことだ。が、しかしこれが難しい。

それで、ジャンプトレーニングでも真上に跳ぶ内容と前に跳ぶ内容のものでは、狙いとするものが変わるということに。今更感はあるが、そのように考えた。

だから、ハードルジャンプもいいが、どちらかというとバウンディングや立幅跳のような前方に跳ぶ練習はそれを意識するうえではより効果的なのではと考えた。
ちょっとまとまりがないが、前に跳ぶ練習が大切な気がした。

練習とトレーニング

今日、ものすごく久しぶりに走ってみて、ふと練習トレーニングについて考えたことがあったので書くことにする。
前にも、書いたのだが、一般的に言われていることとして
練習とは、技術的な要素を多く含む内容のことでトレーニングとは筋力や最大酸素摂取量などのエネルギー的な要素の向上をねらいとすることを多く含む内容のことを指す。
簡単にまとめると
練習・・・スプリントドリル、ハードルドリル、ハードル練習、ミニハードル、SD(スタートダッシュ)練習など
トレーニング・・・筋力トレーニング、長距離走、走り込み練習
当然、練習内容によってはどっちの要素も含むので、明確に分けることは難しい。
例えば、ハードルジャンプやバウンディング、SD練習などは技術的な要素を高める内容も含みつつ、筋力的なエネルギー要素を高めることにもなると思う。

今の自分の練習内容を見つめてみる必要がある。技術的な要素のいわゆる、練習ばかりの内容になっていないか。または、筋力を高めるばかりのいわゆる、トレーニングばかりの内容になっていないか。タイミングや時期に合わせて、両方をバランスよく取り入れることが大切だろう。

イメージするならば、螺旋階段を昇るようなものだ。

右側が技術的な要素を多く含む内容の、練習。左側が筋力や最大酸素摂取量(持久力)などのエネルギー的な要素を多くむ内容のトレーニング
自身の成長の段階や課題によって、どちらかに多くの比重をかけながら、そしてまたその比重は成長の段階によって変えながらぐるぐるしながら上に昇っていく。そんなイメージがよいのではと思う。

今の自分は、どちらに比重をかけるべきなのか、考えてみてほしい。