追う練習と追われる練習

これはなかなかいい練習になるかもと思ったメニューがある。今更といえば今更だが、一応書いておく。

例えば120mを2人で走る時、スタートのタイミングを微妙にズラして走る。先にスタートする走者は、追われる(逃げる)練習で、遅れてスタートする練習は追う練習だ。

短距離走の場合、隣で走る走者にペースを乱されて動きが固くなったり、気持ちが前のめりになりすぎて足が流れたりと動きを崩すことがよくある。そういう追われる、追う場面を作って走ることで免疫というか、気持ちの心構えくらいは出来るのではないかと考えた。また、そういう時にも自分の走りのリズムを維持する練習にはなるかもしれない。

また、走るパートナーの走力に差があっても追う側は十分に出しきれることが出来るので良い練習になる。もちろん、追われる側も逃げることに必死なので全力が出せる。

力に差がある時、同時にスタートすると一瞬で離され心が折れるのでこういう風に走るのは良い手段だと思う。